量産農園産まれの秀才児【約束のネバーランド】

１１話 ページ11

キララ視点



エ「キララは……許されていいんだよ」

『……？』

エ「キララは生きるのに必死だったんじゃないのかな。」

エ「自分一人で、頼れる人もいなくて」

エ「自分じゃ気づいてないだけで、寂しかったんじゃないの？」

エ「キララは……」

エ＆レ「「もう一人じゃない」」


エ「あっ、ちょっとレイ！セリフ取らないで！」

レ「はっ(笑)」


一人じゃない

もう


『…そ。もう早く行こうぜ。』


ありがとう







ご飯を食べ終わり、エマ達2人を周りから聞こえない所へ呼び出した。

『聞きたいことがあるんだけどさぁ』

エ「急に呼び出して、キララどうしたの？」

『んー、どうすんの？これから』

エ「…外に出た後って事？」

レ「それなら考えてる。」

レ「ミネルヴァさんに会いに行くんだよ」

『…俺さー…』

エ「ん？」

『ウィリアム・ミネルヴァ知らない筈なんだけど、知ってるかもしれない』

エ「え？」

レ「は？」

『知らないはずなのに、何処か聞き覚えがある気がする』

エ「どういう事…？」

『無い気もする！！』

レ「オイ！」

『ホントに…知らないのかが分からない』

『なんか…記憶能力低下してんのかな？ボケた？』

レ「まだそんな歳じゃねぇだろ」

『アハ(笑)でもね、ホントに思い出そうとするとノイズかかったように…霧がかかったように…？曖昧になるんだよ』

エ「なんで、だろう…どうして？本当は知ってたけど忘れちゃってるとか？」

『…ま、話してみただけだしんな深く考えなくていいよ。それよりこの先の計画、もっと話してくれよ』

レ「あぁ。こうなったからにはお前もトコトン巻き込んでやるからな」

『うへ〜…俺、ヤバい事に首突っ込んじった？』

レ「だろうな」



『ふーん…それで、人間の世界を創る、と…』

『いやー、エマスッゲェ無茶振り言ってんね』

レ「だよな！？エマ、最初は全員で抜け出すとか言ってたし、頭良いノーマンまで…」

『？ノーマン…？』

またノーマン……一体誰だ？

レ「間違えた、忘れてくれ」

『…おう』

『ま…エマはさ、でも、エマならできる！って思わせる力があるよね。無茶だけど』

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