8話 ページ9
キララ視点。
『兄貴、ガチになると何すっか分かんねーしこえーんだから！！』
竜胆「えー…」
『とにかく、兄貴に言ったら持ってる服全部山にするからな』
竜胆「それは困るわー(笑)」
『全っ然困ってなさそうだけどな！！』
もう、竜胆ニイチャンやめてくれよ…こんな大勢の前で大恥かきたくなんざねぇ
『兄貴、家帰ったら覚えてろよ！！』
竜胆「はいはーい(笑)」
そろそろ次が始まる。まぁ、竜胆ニイチャンは付き添いだから何にもしないけど。
昼になった。
食堂で竜胆ニイチャンの股の間でメシを食っていると、前から男が歩いてくる…
え、まって兄貴じゃんカッコよ
じゃなくて！！
『…え、兄貴！？？』
ガタッと椅子から立ち上がった。
食堂中がザワついた。
「え、めちゃくちゃイケメンじゃない！？」
「モデルさんかな！？連絡先とか聞けたりするかな…」
「さっきあの女の子兄貴って言ってたよね？その子に聞いたら？」
うわ、ガチうぜぇ
『言っとくけどさァ』
オレの声が食堂中に響き渡る。
『兄貴達はオレのだし、テメェ等みたいな物語の脇役の奴等なんかに見向きもしねぇんだよ』
『立場弁えろザーコ！！(笑)』
そういってグッドにした親指を下に下げた。
「なに、あの子」
「なんかこわーい…」
「ていうか雑魚って酷くない？脇役とか…」
『…じゃなくて、』
『兄貴、なんでここに？』
蘭「ん〜？」
蘭「お前いる気がしてここらへん歩いてたらさぁ、お前は竜胆とイチャイチャしてんじゃん？このオレを放っておいて」
蘭ニイチャンが肩を組んでくる。
蘭「オレも混ぜろ〜？(笑)」
『兄貴、ちょっと苦しいって。』
『キマってるキマってる』
蘭「えぇ〜？」
『ちょ、兄貴！！キツくなってるって、ちょ、ねぇ！』
竜胆「兄貴、その辺にしとけよ」
蘭「わかってる〜」
『兄貴…ちょ、ぁ…ね、も…苦しいって、』
『兄貴…兄貴！！！』
思いっ切り後頭部で蘭ニイチャンのおでこに頭突きをする。
竜胆「うわ…モロに入ったな…」
『あ、ヤバ』
『大丈夫？兄貴…』
蘭「………」
竜胆「えっ、ちょ、キララオレに隠れんなよ。とばっちり受けんじゃん」
『ちょ、兄貴お願いぃ…』
蘭「いってぇなァ…」
蘭「家帰ったらどうしてやろうか…」
『ひぅ…ごめん、兄貴…』
そういって、竜胆ニイチャンの後ろから出て鼻血を舐め取る。
『痛かった？』
蘭「そりゃもう」
『うっ…ごめん、家帰ったらなんでもするから許して…』
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綺羅(プロフ) - 号哭。さん» めんどくさがりなので更新に期間が空いたりしますが、辞めることはないので気長に待っててほしいです〜！！頑張ります！ (8月26日 15時) (
レス) id: d514eccb9d (このIDを非表示/違反報告)
号哭。 - 凄く好きです……!!更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (7月24日 6時) (レス) @page33 id: 07f289d1de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺羅 | 作成日時：2022年8月10日 13時
