幼馴染の誕生日 �� ページ20
．
新しくできたアトラクションは
フライトシュミレーション型のもので、
グライダーに乗り様々な国を
行くことが出来るアトラクションだった。
『これ、初めて乗るね』
JK「んね」
周りの外装が豪華で、
Aはまたスマホのカメラを
起動させる。
あっという間に時間はすぎて、
いよいよ体験。
椅子に座ったAの目は
心做しかキラキラしている。
『グク、手繋いであげようか？』
JK「…Aが繋ぎたいんじゃないの？」
『…素直じゃないんだから！』
どっちだろ、お互い様かな笑
なんて思いつつ、ぎゅっと繋がれた手。
始まれば、
とても壮大で感動的なアトラクションだった。
『わあ〜……』
『キレイ…』
『すごーい！…』
語彙力がなくなってるAが
すごい可愛すぎて、
正直俺はAのことを、
チラチラ見ていた笑
終わって外に出ると、
もう真っ暗で、
街灯が明るく照らされている。
最後にショーを見るため、
俺とAは、
見やすい手すりの位置を確保した。
『…グク』
JK「なに？」
『今日、自分が何の日だか、
忘れてないよね？笑』
JK「そりゃあ、もちろん」
『ああ、良かった。
…あのさ！』
景色を見ながら会話をしていて、
お互い前を向いていたけど、
急にこっちを見るA。
『グクは、誕生日の日、
私とこうやって遊べるだけで良いって言ってたけど…』
自分のカバンの中から、
何やらゴソゴソと取り出したA。
ラッピングされた、中くらいの袋が出てきて、
そして、それを渡してきた。
JK「…これは？」
『開けてみて？』
するするとリボンを解き、
中身を確認する。
JK「……カメラ？」
．
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作者名：ろぜ
| 作成日時：2020年8月26日 21時
