21ちゃい、キムテヒョン �� ページ15
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TH「おれ1人じゃなんもできねーからな。
バイトも親父の文具屋で突っ立ってるだけだし」
『ん？まってバイトは初耳だよ？』
テヒョンくんが何も出来ないのは知ってたし、きっと女の子から貰ったもので色々生活してるんだなって分かったけど、アルバイトについては盲点だった。
TH「言ってなかったっけ？
まあ小遣い稼ぎ。服とかは女がくれるから何に使うんだよって感じだけど。
文具屋は立ってたら客が来てくれる」
『…うわあ、ヒモって言うより、ダメ男？
きっと、テヒョンくんがかっこいいから入るんだよお客さん。
自分の顔誇りに思いな、普通そんなことないから！』
すごい、テヒョンくんの周りはまるで歩くATMだ。なんて感心していると、
お前も俺になにか くれてもいいんだよ？
お礼するからさ？
って右手で頬を撫でられる。
『…カッコイイから、
ちょっとドキドキしちゃうのむかつく！』
TH「…はは笑 可愛い」
私は触られている右手を話して、
そのままテヒョンくんの右腕にしっぺした。
TH「いてっ」
『私はヒモ男にお金あげるなら、
自分が欲しいタイプだから、あげないよ♡』
TH「そう言うと思った」
しばらく話をしていると、
チャイムの音が授業の終わりを告げる。
TH「次授業だよな？」
『んーん、グクのこと待ってたの。』
あ、通知来てる。
TH「うわあ、不在着信の量やば笑」
立ち上がった私の背後から、
ポッケに手を突っ込んでスマホを覗くテヒョンくん。
JK【パソコン室じゃなかったの？どこ】
『んー、電話した方が早いな…
あ、テヒョンくん授業だよね、頑張って！』
グクに電話をしながらテヒョンくんに手を振る。テヒョンくんは小さく控えめに手を振ってくれて、私と反対の方向へ向かって行った。
『もしもし、グクー！
今ね、ラウンジにいる〜！…………』
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作者名：ろぜ
| 作成日時：2020年8月26日 21時
