大丈夫。【鬼滅の刃】

仇ノ舞 ページ10

『……っはぁ、』



柱とはいえ、この数は多すぎた。
倒したと思ったら奥からまた新しく出てくるし。

キリがない。




『……やっぱり、本体が奥にいる、のね。』

そのためには……まずここらの雑魚を、何とかしなきゃ。





『ｼｨｨｨｨｨ…………


氷の呼吸、参の舞 氷水の渦(ひょうすいのうず)』


この技は氷の礫と氷水が混ざった渦で敵を一気に何体も掻っ切る技。



『…………っ、よし』



これなら、いける。


鎹烏に至急応援を頼み、私はこの鬼達の本体を倒すため、鬼を斬っていった。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



『やっと………………、っはぁ』


倒した。
本体も、分身も。

そして私の体には限界が来ていた。






その時だった。









？「おや、この子がそうかな？」



『？！』



この尋常ではない気配は……


『まだ、鬼が……！』

しかも、さっきの鬼とは比べ物にならないほどの。




私は限界を迎えた身体を無理矢理起こし、日輪刀を構える。


その鬼が目を開けた瞬間、私は絶望した。





『そん、な……









上限の、弐……？！』

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