肆拾壱ノ舞 ページ43
鬼舞辻「私も忘れてはいない。
お前の母の血と肉は素晴らしかった。
あの味は、お前でなければ味わう事は二度と出来んだろうな。」
『……鬼め…』
鬼舞辻「鬼だ。」
『…………っ』
童磨「猗窩座殿、俺たち何を見せられているんだろうね?」
猗窩座「俺に喋りかけるな。黙っていろ。」
童磨「猗窩座殿ったら、真面目だなぁ。」
鬼舞辻は私を押し倒し、口の中に深く指を突っ込んだ。
『……ぐっ………………』
痛い、苦しい、気持ちが悪い。
手や足を使って抵抗するも、効かず。
指を噛めば、鬼舞辻の血が流れ鬼にされる。
その時だった。
そろそろ息も続かなくなり、苦しくなった。
もがいたけれど、鬼舞辻は一向に指を抜かない。
そして鬼舞辻無惨は自分の血を流してきた。
息苦しいこともあり、酸素を求め息を吸った時、
謝って血を飲んでしまった。
『……ぅ゛っ…………ぐぁっ………………』
身体が燃えるように熱い。
苦しい。
痛い。
『……ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!』
私は爪を起ててもがき苦しむ。
身体中の血管という血管が燃えるように熱い。
痛い。
身体が鬼舞辻の血を拒絶しているのが自分でも分かる。
痛みと苦しみに耐えきれなかった私は、そのまま意識を手放してしまった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
《緊急柱合会議》
産屋敷「遂にAが鬼に連れていかれてしまった。」
愛澤「……そんなっ!」
そう言って、愛澤は涙を流す。
宇髄「……。」
産屋敷「炭治郎に案内を頼んでいる。
皆で連れ戻してくれないかな。」
愛澤「助けましょう!!!
じゃないとAちゃんが殺されてしまうわ!」
しのぶ「……愛澤さんが言うのならば行きましょう。」
甘露寺「仲間を想う美紀ちゃん、とても素敵!
私も2人とも行くなら行くわ!」
宇髄「俺の不注意もある。
それに、あいつには嫁を助けて貰ったしな……。」
伊黒「だいたい、鬼に連れ去られるような弱い氷雪美めが悪いんだ。あいつは殺されても仕方がない様なことをした。だから俺は行きたくないが甘露寺が行くと言うならネチネチ……」
時透「僕は行きます、一応仲間だし。」
悲鳴嶼「彼女のしたことは取り返しがつかないが、
愛澤が行くと言うならば行こう。南無阿弥陀仏…」
不死川「たとえ御館様からの願いでも俺は行かねぇ」
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燎(プロフ) - まかろんさん» これからの展開、色々想像してみてくださいね! (2019年11月11日 16時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - 童磨に攫われてしまった。。面白いです!次の更新も待ってます! (2019年11月11日 0時) (レス) id: f63dc04389 (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - りぃるんさん» それはうれしいです!!頑張りますね!! (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - 萩さん» ありがとうございます!亀更新ですが頑張ります!! (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
りぃるん(プロフ) - めっちゃおもしろくて即お気に入りにさしていただきました!!更新頑張ってください!! (2019年10月28日 7時) (レス) id: 1254c08065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燎 | 作成日時:2019年10月14日 14時