肆拾ノ舞 ページ42
炭治郎達は、Aが消えた後直ぐに産屋敷邸へと移動した。
そして、産屋敷へ報告した。
産屋敷「Aが……鬼に連れて行かれた、か。
彼女は稀血の中でも特別なもの。
もしも鬼舞辻が彼女の血を取り込んだとしたら、
とても恐ろしい事になる。」
炭治郎「恐ろしい事…」
産屋敷「今すぐ連れ戻したいところだけど、少し時を置いた方が良さそうだ。
まずは柱合会議を開き、柱の皆を待とう。
炭治郎、君には案内役を頼むかもしれないから、私の屋敷の中で少し時間を潰していておくれ。」
炭治郎「わかりました!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「─────い、おーい」
童磨「おーい、Aちゃーん?」
『…………っ?!』
童磨「よかった、目が覚めたんだね。
それじゃあ早速、あの方の所へ行こうか。
鳴女ちゃん。」
《ベベンッ》
その音とともに私は珍妙な光景を眺めた。
『こ、こは……』
猗窩座「久しぶりだな、A。やっと鬼になるのか。」
『な、……っ!』
堕姫「お兄ちゃんっ、私頑張ったよね?」
妓夫太郎「嗚呼、お前はよくやったぞォ」
『なんでこんなに上弦の鬼が……!
日輪刀もない……!』
童磨「急に暴れ出されたりしたら怖いからねぇ、
刀はこっちで預からせてもらっているよ。
……そろそろ、あの方がお見えのようだね。」
《ベベンッ》
その音と共に現れた男に、鬼たちは一斉に跪く。
鬼舞辻「やぁ、A。
待っていたよ、君を。」
『鬼舞辻……無惨…っ?!』
なぜ鬼舞辻がここに居る、ここは奴の根城ということか?
なぜ私がこの場にいる?
なぜ連れてこられた?
様々な疑問が頭をよぎる中、鬼舞辻が口を開く。
鬼舞辻「鬼になれ、A」
『……黙れ。』
鬼舞辻「なんだ?私に逆らうというのか。
人間風情が?
お前を鬼にしてやろう、A。
私のように鬼になれば、老いることも死ぬことも無い。それに、お前が鬼になれば上弦になるだろう。
さぁ、私の血を飲め。」
『…黙れと言っている!!!』
『私は鬼にはならない!
老いることも死ぬことも、人間である証だ!
そんなに儚く美しいことを捨てるような愚かな人間ではない!!!
人間を甘く見るな!
お前の血なんぞ、誰が飲むものか!
私は忘れてはいない、お前が私の母を殺したことを』
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燎(プロフ) - まかろんさん» これからの展開、色々想像してみてくださいね! (2019年11月11日 16時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - 童磨に攫われてしまった。。面白いです!次の更新も待ってます! (2019年11月11日 0時) (レス) id: f63dc04389 (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - りぃるんさん» それはうれしいです!!頑張りますね!! (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - 萩さん» ありがとうございます!亀更新ですが頑張ります!! (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
りぃるん(プロフ) - めっちゃおもしろくて即お気に入りにさしていただきました!!更新頑張ってください!! (2019年10月28日 7時) (レス) id: 1254c08065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燎 | 作成日時:2019年10月14日 14時