大丈夫。【鬼滅の刃】

弐拾ノ舞 ページ21

あの任務から、1ヶ月。
い私1ヶ月間療養ため、と御館様から休暇を頂いた。

━━━━━次の日。





愛澤｢Aちゃん、ちょっといい？｣

『…どうかしましたか？』

愛澤｢私ねぇ、明日他の柱の方たちとご飯食べに行くんだけど、報告書おわってなくってぇ…遅刻するわけにもいかないからどうしようかと思ってぇ……あ！Aちゃん、明日来ないのよね？代わりにやっといてくれない？｣

『明日は御館様に呼ばれているので……。』

愛澤｢……ﾁｯ｣

『……明後日までで良いのなら、私の部屋に置いておいてください。
夜中にでもやりますから。』



……報告書が書けない？
なぜ。
えぇそうよ、他の柱たちとの食事があるから｡

……私抜きで、私の友人たちと。









……辛いなぁ。









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

朝早くから御館様に呼ばれている為、私は起床とともに身支度を済ませ、産屋敷邸へ向かった。

『遅れてしまい、申し訳ありません、御館様｡
何分、夜中まで報告書をまとめておりまして…』


産屋敷｢いいんだよ、それにしてはおかしいね。君は最近任務に行っていないのになぜ報告書を書かなければならないんだい？｣


『それは……』


“愛澤 美紀の、愛柱の報告書を書かされているから。”
そう言えばいいのに、何故か言えなかった。









産屋敷｢…言いたくないことならいいんだよ｡
君には無理をして欲しくないからね。

そう言ったそばからで悪いんだが、緊急の任務だ、頼めるかい？｣

『御意。

して、内容は…』

産屋敷｢最近東の里の廃村を拠点として鬼が大量発生しているらしい。
柱の中でも1番のAにしか頼めないことだ。炭治郎たち3人を同行させようと思うが…いいかい？｣

『御館様の御命令とあらば、何処へでも。

…では、失礼します。』









今度こそ、迷いを断ち切って…

きっと“大丈夫”だから。









本当に、大丈夫なのかな。

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