拾玖ノ舞 ページ20
『……んっ、』
目を覚ますと、無一郎が居た。
時透「…これ、Aがやったの?」
『……え?』
そこには、無数の死体の後。
鬼共は塵となり、血だけが残っていた。
愛澤「無一郎くんっ!これ私がやったの!
Aちゃんったら、雑魚にやられて気を失っちゃうんだもの、びっくりしちゃった!」
無一郎「名前気安く呼ばないで?
…でも、実力は確かな様だ……。」
『無一郎……?』
無一郎「Aもどうしたのさ、雑魚に怪我させられるなんて。」
『これはっ、上弦の弐と愛澤さんに…っ』
愛澤「えっ、なに?!
Aちゃん、私のせいにするのね…!
私はあなたを救うためと思って戦ったのに…ひどいわっ!」
そう言うと、彼女の頬からは涙が流れ落ちていた。
『ちがっ……』
ほんとに違うの?
ほんとに、私がただ弱かったせいで怪我を負っていたからじゃないの?
…確かに、私は悩みに悩んでいて太刀筋なんてブレブレだった。
無一郎はそれに気付いているだろう。
『………わたし、もう行くね。』
不死川「なんだよ、お前その怪我。
太刀筋もブレすぎてんぞォ?」
『……実弥
これはっ、私が弱かっただけだから。』
不死川「お前、腕落ちたんじゃねぇかァ?
最近も怪我が耐えねえだろィ」
『……っわたし、もう行くから…』
ごめんなさい、お母様。
私、お母様みたいに強くなりたかった。
でも、もう無理よ……。
私は大丈夫なんかじゃない。
強い子じゃない。
もう、疲れた。
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燎(プロフ) - まかろんさん» これからの展開、色々想像してみてくださいね! (2019年11月11日 16時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - 童磨に攫われてしまった。。面白いです!次の更新も待ってます! (2019年11月11日 0時) (レス) id: f63dc04389 (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - りぃるんさん» それはうれしいです!!頑張りますね!! (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - 萩さん» ありがとうございます!亀更新ですが頑張ります!! (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
りぃるん(プロフ) - めっちゃおもしろくて即お気に入りにさしていただきました!!更新頑張ってください!! (2019年10月28日 7時) (レス) id: 1254c08065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燎 | 作成日時:2019年10月14日 14時