大丈夫。【鬼滅の刃】

拾弐ノ舞 ページ13

胡蝶「…今回の件で分かったでしょう。」

『なにが？』


胡蝶「だいたい、Aは1人で何もかも背負いすぎなんですよ！

今回だって、1人で何体いるかも分からない鬼を全て狩って……
身体だって、女性なのにこんなに傷つけて…

見ていられません。」


『……っ、ごめんね。


でも、私に出来ることなんてこれしかないから。

鬼を狩って、人々を守ることしか。



しのぶみたいに治療なんて出来ないし、毒も作れない。
考えなきゃって思うのに、いざって時にばかり考えれなくて……

だから、あの時も…』


胡蝶「あの時……？」


『っ、なんでもないわ…。』



胡蝶「そう、ですか。

また何かあれば言ってください。
私は、他の隊員の治療をしてくるので…」

『うん、ありがとうね、しのぶ。』


そう言って、しのぶは出ていった。









『悲しい顔させちゃった……。』


『報告書、まとめないと。』






私は重い身体に鞭をうち、報告書を書いて鎹烏に渡した。




それから数日後、柱合会議が行われた。

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