拾壱ノ舞 ページ12
その瞬間、私の視界がいっきに歪んだ。
？「弱ってくれて助かるよ！
君は強いからなぁ……
さぁて、目的も回収したことだし……」
『はな……せ！』
上限の弐の腕の中で暴れても、ビクともしない。
すると、鎹烏によって呼ばれた至急応援に応えた人が来た。
炭治郎「A……！！！！」
善逸「お前……よくもAちゃんを……！！！」
伊之助「おい！！！A！！大丈夫か！！！」
『たんじろ……ぜんい…つ…いのすけ……』
上限の弐を相手に、癸が3人。
非常に危険だ。
彼らの実力を信じていない訳では無い。
3人に危険なことはして欲しくないのに……
優しいんだなぁ。
そんな事を思っていると、彼らは私達に向かって走り出した。
彼ら3人のおかげで、上限の弐の手から逃れられた私は、直ぐに体勢をたてなおし、刃を向ける。
『もう、捕まらないから。』
？「うーん、今回は諦めようかなぁ。
俺の名前は童磨。
いつでも君を迎えに来るからね！」
そう言って、上限の弐、童磨はあの事件の時と同じ、
“ベベンッ”
琵琶の音と共に消えていった。
『ありがとう、3人共……』
そう3人に感謝すると私は安堵からか、意識を失った｡
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
目が覚めると、蝶屋敷の天井だった。
『……蝶屋敷、か…』
炭治郎「よかった！A、目が覚めたんだな！！！」
『炭治郎……。』
炭治郎「A、あの後意識を失ったんだぞ！！！
それに、酷い怪我だったし……」
『酷い怪我……、
あ、そうだ。
私、数百の鬼倒してて…その後あいつが現れて…
……私は……………………っ、はぁ、はぁ…』
炭治郎「A！落ち着いて！！
Aはもう大丈夫だから！！！
俺っ、しのぶさんを呼んでくる！！！」
怖い、自分が殺されるかもしれなかった。
落ち着け、私。
もう鬼はいない、殺されない。
だけど、そう思えば思うほど、呼吸が出来なくなっていく。
『い、やだ……っ、はぁっ……っ』
胡蝶「Aっ、深呼吸してください！
はい、吸って───
はいて、」
･
･
･
･
『……ありがとう、しのぶ。
……助かったわ。』
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燎(プロフ) - まかろんさん» これからの展開、色々想像してみてくださいね！ (2019年11月11日 16時) (
レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - 童磨に攫われてしまった。。面白いです！次の更新も待ってます！ (2019年11月11日 0時) (レス) id: f63dc04389 (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - りぃるんさん» それはうれしいです！！頑張りますね！！ (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - 萩さん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！！ (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
りぃるん(プロフ) - めっちゃおもしろくて即お気に入りにさしていただきました！！更新頑張ってください！！ (2019年10月28日 7時) (レス) id: 1254c08065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燎 | 作成日時：2019年10月14日 14時
