大丈夫。【鬼滅の刃】

弐拾肆ノ舞 ページ26

この子達と任務に来て正解だった。

ありがとう、御館様。





きっと、他の柱の人達と任務にきていたら、


私はおかしくなってたんだろうなぁ。









苦しく、辛くなるから。



いつからこんな弱気になってしまったんだろう。


お母様は強い子だからって、

貴方は大丈夫よって。




言ってくれていたけれど、


実際の私は


大したことない悩みなんかで太刀筋はブレるし、

雑魚相手に傷は負うし、

しまいには、


付け込まれて。


周りの人に迷惑をかけて。






私は強くなんかない。

凄く弱い、そして酷い人間ね。




だって、



もう笑えない。

私は人間は笑ってこそ幸せなんじゃないかって思う。

幸せだからこそ、生きてるんだって思える。


笑えないなら幸せじゃない。


幸せじゃないなら、生きてる心地なんてしない。



こんなの鬼と同じじゃない。

いえ、鬼の方がもっとましかもね。





私は柱になってよかったのかなぁ。

……鬼殺隊に入ってよかったのかなぁ。



御館様と出会ってよかったのかなぁ。









生きてていいのかな。









もし鬼舞辻無惨にお母様じゃなくて

私が殺されていたのなら。





きっと、









みんな幸せだったのに。

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