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一人の屋上
誰の声も聞こえない
風が吹く音しか聞こえない
『 ...... はぁ 、』
コンクリートの壁に寄りかかりながら
深い深い溜め息を吐く
まだ九時前なのに
今日は色々なことがありすぎた
胸のあたりがモヤモヤする
すぐにでも忘れたい
でも考えれば考えるほど
頭の中にさっきの光景がフラッシュバックする
... ガチャ
海「 ..... A 、いるんだろ 、」
紛れもなく彼の声だった
だけど今は会いたくなくて
必死に息を殺す
隠れる場所 、
屋上にそんなの無かった
だからすぐに
海「 ...... 見つけた」
『 ...... っ ... 』
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作者名：テイ | 作成日時：2017年4月10日 23時
