マイキーの姉ちゃん2 (ページ24)

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隠し続けてきた本音ページ24

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『……慎一郎が死んでから…黒くてどうしようもない感情が芽ばえた事が始まりだったわ…』

場所を本部に移し、イザナ、万次郎、そして東京卍會のメンバーと対で座り話し始めた。

誰一人言葉を発することなす静かに聞き入れていた。

己の忌々しい感情が愛する家族に向かないように

誰かを失う怖さを味合わせる事の無いように

ただただ弟達の幸せを願って茨の道を選んだ事。

『…結果的に寂しい思いばかりさせて、エマを救えず、挙げ句の果てには裏社会…反社の首領…。どうしょうもないわね…』

万次郎『…薄々気づいてた。俺が、俺等が、巻き込まれない様に張らせてたんだろ？黒いスーツにグラサンの男等ってさ』

イザナ『グラサン…？俺の周りにもよくウロウロしてたな…』

『……』

万次郎『…図星だろ？なんでもっと早く言わなかったんだよ』

『なんで…って……自分の姉が反社の人間だなんて知りたくもないでしょ…？』

万次郎『俺は別に反社とか医者とか。んなのどうでもいい。』

イザナ『同意見なのが腹立つが…別にネーネはネーネだし』

『……ｸｽ』

万次郎/イザナ『…？』

『やっぱり私の可愛い弟達……』

目を伏せ、幼い頃の二人を思い出す。

立派に成長している事を噛み締め

目を開ける。

『堅坊、タカリン、千冬、ぺー、タケミチくん…

そして東京卍會の子達。万次郎をこれからもよろしくお願いします』

深く頭を下げる。

それは姉として最後の言葉とは誰も気づいていなかった。

その後全員を見送った空音は万次郎の待つ家には戻る事はなかった。

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武道『マイキー…くん…』

万次郎『…会いたくなかった…こうするしか…なくなるから…』

ﾊﾞﾝ_____

to be continue_____________