久しぶりのエマの手料理(改) ページ5
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『じゃ〜〜ん!!』
『これ…エマが作ったの…?』
目の前には巨大なオムライスに、ハンバーグやピザなどあらゆる食べ物がのっておりちょっと困惑していた。
『えっへへ〜!オムライスは私が作った!』
ドヤ!と言わんばかりに腕組みをするエマ。天音は何か足りないかのようにオムライスを指差す。
『すっごい美味しそうだけど……旗が無いのは残念ね』
『ブッ…!!!!』
『ドラケンくん…俺ビッショリっす…』
『わりぃ…タケミっち』
いつもマイキーが旗がねぇー!と言っているのは天音の影響なのかと、突っ込む勢いで飲んでいたジュースを吹いてしまった。
『ふっふっふぅ〜。そう言うと思って、はい!!これでどーだ!!』
スッ(旗を刺す)
『おぉー!!!さすがエマ!わかってるじゃない♡』
『やっぱ旗がねぇとテンション上がんねな〜♡』
『さて、オムライスに旗も立ったわけだし、頂いちゃおー♡』
『…ゴクッ』
実はエマの手料理はよく食べていた天音だが、エマが作ったオムライスは今回が初めて食べるのだ。
エマも緊張しているのか唾を飲み込む音が聞こえる。
『ん…んんん〜♡美味し〜い♡』
『よかったぁぁぁ……』
『ちゃんと成長してるのね…お姉ちゃん嬉しい!いつか妹一緒にお料理するの夢だったの〜♡』
そんな事を口にするも、エマは引いていた。
『お姉ちゃん……料理できないでしょ?』
『ちゃーんと海外では自炊してたからね〜』
『でもお姉ちゃんのシチュー真っ黒だったし…』
『……』
『え、シチューって黒じゃねーの?』
『え、シチューって黒いじゃない?』
※違います
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作者名:月影玲 | 作成日時:2022年2月20日 21時