資源の王様１ ページ12
「人とのつながり、人の情報。記者としてそれが私の武器だった。誰が欲しいの？？お望みの子を見つけてあげる…！」
千空「この石の世界で地球の裏まで大航海時代一発勝負すんだ！！航海力100億の、神腕船長が欲しい！！」
コハクとマグマ、大樹、記者、仁姫も連れて簡易なボートに乗り込む。設計はマグマのダブルカヌーを採用した。
仁姫「アタシらが作ってんのは帆船じゃあないか。そんなもの乗り回してた奴がいるのかい？現代人でさ」
現代の船は燃料で進むが、帆船は風で進む。この差はかなり大きい。だからといって今の技術では船を燃料で動かすことはかなり難しい。
「トレーニング用とかだけだね〜。さすがに普段から帆船なんて人は、たぶん世界中探しても…」
コハク「りゅうす？」
記者の小さな呟きを、コハクが拾う。
話してはいないが、私は神腕船長に心当たりがある。現代ではほとんど使われなくなった帆船を操縦し、南米まで大航海時代の一発勝負を決められるほどの航海力がある人。
適任は彼だ。
しかし残り少ない復活液で決める復活者の選定に私情は挟めない。司帝国で復活者を選定していた有能な記者がいるのであれば、彼女の判断に従った方がいいはずだ。
千空「この辺か？」
六分儀を掲げた千空が記者に問う。
「うん、七海学園。こういう海洋系学校って帆船も一応カリキュラムだったりするし、先生とか起こせば操縦くらいできんじゃないかな〜」
A「んじゃ、石像発掘だね」
千空「あぁ、掘って掘って掘りまくれ、ゴリラチーム！！」
ゴリラじゃない、とコハクは言っていたが、
「かっこい〜〜♥」
千空「あぁ、頼もしすぎてたまに引くわ」
翌朝、掘って出てきたたくさんの石像たちを並べていく。
コハク「全員起こすのか？」
A「復活液は残り少ない。ほむらに奇跡の洞窟壊されたからね」
「じゃあ経験豊富そうなナイスミドル選ばないとね〜〜♥前に取材来てて、先生なら何人か分かるから…
いた、龍水……」
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作者名：Saki | 作成日時：2022年12月15日 13時
