31話 ページ36
*☼*そらちぃside*☼*
エ「ただいま〜」
ガチャっとリビングのドアが開きエイちゃんが帰ってきた。
その姿は、少し疲れているようにも見えた。
そ「おかえり、どしたの？なんか疲れてね？」
エイちゃんは昔から無理をする癖がある。
みんなのために頑張ろう頑張ろうとして頑張りすぎて体を壊す時もあるからたまにはゆっくりして欲しい。
エ「そう？別に疲れてはないけど、、、」
そ「けど？」
エイちゃんは何か言いにくそうに俺の隣に座ってきた。
エ「この前焼肉行った時に話しただろ？気になるやつがいるって。」
エイちゃんは、深くため息をついて話し始めた。
エ「Aと会ったのはこの前竹下通りに買い物に行った時に修学旅行に来てたらしくて、友達と迷子になってた所を俺が見つけて声かけたんだよね。」
あの日、エイちゃんが嬉しそうに赤いくまを触りながら話していたことを思い出した。
そ「あぁ、あの時の岡山の女の子？」
エ「そう、いつかイベントで会えたらいいねって話をしたんだ。そしたら、今日マネージャーからクリスマスに岡山でイベントするって話だったんだよ。」
そ「え？！岡山でイベントあんの？！」
今日のマネージャーからの話はそれだったのか〜
俺らまたやらかしたかと思った(笑)
エ「それで、もし、Aがイベントにいた時に俺が気づいたら俺の気持ちが溢れてみんなに迷惑かけるかもしれないって、思ったらイベントが不安でさ、」
エイちゃんがここまで女の子に対して悩んでる姿はほんとにレアだな、応援したくなる。
そ「そんときはそんときでしょ？エイちゃん好きなんでしょ？Aちゃんのこと？なら好きでいいじゃん！俺らのことなら気にしないでいいからさ！」
エイちゃんは天才のくせに馬鹿だから、きっと俺らのことを気にしてくれてるんだと思う。
けど、俺はここまで悩んでるエイちゃんの姿を見てるとAちゃんとの恋が上手くいってほしいとほんとに心からそう思う。
エ「そっか、、、」
安心したかのようにエイちゃんは豊麗線を深くして笑っていた。
そ「俺らのこと信じてよ！」
俺はエイちゃんの前に手を出して、エイちゃんと握手をした。
少し恥ずかしい感じはするけど、エイちゃんとの仲が今よりもっと深まった気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えりか(プロフ) - 夕美さん» ちゃんと確認したつもりだったんですけど、すみませんでした。私のミスです。ご指摘いただきありがとうございます。すぐに直させていただきます。 (2019年1月24日 21時) (
レス) id: 11329ddbf5 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう。 (2019年1月24日 19時) (レス) id: 42f7d9fc87 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えりちゃ | 作成日時：2019年1月24日 18時
