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はじめまして…? ページ25







『お邪魔します、』


そっと靴を脱いでキヨの家に上がる

クーラーの効いた部屋は涼しくて気持ちがいい。




先を行くキヨを追いかけるように廊下を歩いていたら、


??「キヨ、どこいって…」


聞き覚えのある声とともに1人の男の人が、キヨの部屋から出てきた。





その人は驚いたように、
私とキヨを交互に見てからこう言った。



??「君、あの時の子だよね?」

『あの時…?』



こんな黒髪のイケメンと出会った覚えはなく、

キヨに聞こうと思って目の前のキヨを見たけれど、険しい顔をしたままフリーズしていて頼りにならない。




??「ほら、そいつが君につっかかった日」

そう言ってこの人は笑ってキヨを指差す。




その声を聞いて、私の頭に
あの日の出来事が思い返された。






キ「何見てんだよ!あぁん?」


そういえばキヨとの出会いこんなだったな…

なんて思い返して私はふと笑ってしまう。





フ「こらキヨやめとけよ。」


再び脳内に再生されたこの甘い声が、目の前にいる人のものだと気付くのに

そんなに時間はかからなかった。





『あの日、キヨをなだめてた人ですか?』

??「思い出してくれた!?俺、フジって言うんだ」



そう嬉しそうにはにかむフジさんの

すぐ近くに立っていたキヨが、




キ「おい!!!」


そう言って私の方に歩いてきて、
私の肩をキヨの方に抱き寄せた。




キ「こいつ、俺のだから。」

『キヨ…?』


いつになく真剣にフジさんを見るキヨに、
そっと胸が鳴った。




フ「へぇ…2人、、付き合ったんだ」


そう言って私達を見るフジさんの目が少し怖くて、

私はキヨの腰をぎゅっと掴んだ。




フ「おめでと。」

フジさんはそう言って私の頭をポンポンとする。



『えっ…?』


フ「あ!ごめん、妹いるからつい癖で…」

そう言って手のひらを合わせるフジさん。




キ「はぁ…今日は一旦帰ってくんね?」

フ「お邪魔だったかな、ごめんね!またねー」


キヨにそう言われてそそくさと帰っていくフジさん。




キ「PC置いてくなよ!!」

フ「もうリュック入ってるから!」



そんな二人のやり取りを見て、


『仲いいんだね…ww』

と私がそう言うと、



キヨは

キ「ほんと、いいやつなんだけどな…」



そう言ってキヨは話し始めた。

恋人→←タイミング【kyside】



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ai_(プロフ) - りぃぽよさん» コメントもお褒めの言葉もありがとうございます!ゆっくり更新かとは思いますが、これからもよろしくお願いします。 (2017年5月8日 17時) (レス) id: 3f6f70a98b (このIDを非表示/違反報告)
りぃぽよ - 面白いですねっ!これからも更新楽しみにしてます!! (2017年5月8日 16時) (レス) id: 833f8227f9 (このIDを非表示/違反報告)
ai_(プロフ) - 琥珀さん» そう言っていただけて嬉しい限りです!これからもよろしくお願いします! (2017年3月14日 22時) (レス) id: baf56b1030 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2017年3月14日 17時) (レス) id: 15b7cc0321 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ai_ | 作成日時:2017年3月12日 10時

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