検索窓
今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:64,259 hit

希望 ページ14








キヨの手を引いて歩いてきた先に見えたのは、

大きな大きな観覧車。




『おっき…!』

キ「すっげぇ!!でっけぇぇぇ…」


しばらく観覧車をぼーっと眺めた後に、私達は2人で目を合わせてクスクス笑う。

そんな何気ない事が、本当に幸せで。




キヨのふとした仕草にドキッとしたり、

キヨの手が触れた所が熱くなったり




キヨといると “ 恋 ” してるなぁって思えるな…

なんてね笑





キ「早く乗ろうぜ!!」


大きな観覧車を見て興奮したのか

キヨは私の手を強く引っ張る。



『もう!慌てないでよ』


子供みたいにはしゃぐキヨが何だか可愛くて、私はそう言いながら1人でクスリと笑う。














「何名様ですか?」

キ「2人です!!」


女のキャストさんに人数を教えるキヨ、



「この観覧車に乗ったカップルは、一生結ばれるって噂なんですよ?笑」


そうニコニコしながらいうキャストさん



『えーじゃあ乗りまーーす笑』

キ「もちろん乗ります笑」



普段なら信じないようなジンクスだって、キヨの側に居られるなら何でも信じちゃう。



自分の胸に手を当て、早まる鼓動を感じながら私は

キヨへの思いを再確認した。




『3番の観覧車に乗ってくださいね〜』

キャストさんにそう言われて、私達は歩き出す。



キヨと繋いだ手から伝わる熱、

それだけで胸が苦しくなって。




キヨとなら、やっと本当の “ 恋 ” が出来るかもしれない




キヨと手を繋いで観覧車に乗り込みながら、

私はそんなことばかり考えていた。

苦い→←かっこいい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
286人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ai_(プロフ) - りぃぽよさん» コメントもお褒めの言葉もありがとうございます!ゆっくり更新かとは思いますが、これからもよろしくお願いします。 (2017年5月8日 17時) (レス) id: 3f6f70a98b (このIDを非表示/違反報告)
りぃぽよ - 面白いですねっ!これからも更新楽しみにしてます!! (2017年5月8日 16時) (レス) id: 833f8227f9 (このIDを非表示/違反報告)
ai_(プロフ) - 琥珀さん» そう言っていただけて嬉しい限りです!これからもよろしくお願いします! (2017年3月14日 22時) (レス) id: baf56b1030 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2017年3月14日 17時) (レス) id: 15b7cc0321 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ai_ | 作成日時:2017年3月12日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。