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次の日から、私はこれまでとは少しだけ変わった。
VN「A、」
「もしかして変換ミスあった？」
VN「いや、それがさ…無いんだよ。毎回あったミスがどれだけ探しても見つからないんだけど、どうしたの？」
「頑張った結果ですっ！」
VN「…ドヤ顔しないで」
変換ミスもぐんと減ったし
SG「A、今日1回もコケてないって聞いたんだけど!?」
「エッヘン!!周りをよく見て行動するようにしました！」
SG「つまづきもしなかったわけ、？」
「そうなの、コーヒーもちゃんと運べたの！」
SG「…まぁ、それが普通なんだけどね。笑」
コケないように注意深くなったし
WN「じゃあ、この場合の対応は？」
「“こちらでは扱いかねますので、記載してある電話番号にお電話ください！”」
WN「うん、また正解。よく復習できてる」
「よしっ…！」
研修も今までよりぐんと成長速度が上がったような気がする。
WN「おつかれ、最近すごい頑張ってるね」
「お疲れ様です！ウォヌさんのおかげでやる気がすごく上がりました。」
WN「パクさんの頑張りだよ。」
研修が終わり、ウォヌさんから嬉しい言葉をもらえて少し気分が舞いあがった
WN「…でも、無理だけはしないでね。焦らなくてもパクさんならできるようになるから」
「くっ、ありがたいお言葉…！！」
WN「別にそんなんじゃないよ 笑」
ウォヌさんとも、この前よりはるかに距離が縮まって私らしく気楽に話せているような気がして
心做しか、いや、絶対に口調も優しくなってる。
WN「この調子だと、もうあと一週間すれば研修期間が終わりそう。」
「ほんとですか！？やったぁ…！」
WN「研修が終わったらご飯行こう、俺の奢り」
「っえ、お、奢り!?うわ、ありがたいです…」
WN「ふふ、何食べたいか決めといて。」
あと一週間かぁ…
ウォヌさんからの指導の時間も、あと一週間で終わるってことか
少し、寂しい。
…ん？今私なんて思った？
寂しい…？え、寂しい？
いやいやいや、だってオフィスで話すことは少なくなるかもだけど、毎日のように顔は合わせるわけだし。
きっとこれはあれだ、尊敬から来る、親から離れ難いという気持ちと似ている感情だ。
きっとそうだ、うん、そうなんだ
決して、ウォヌさんを意識なんてしてない。
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作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2024年3月9日 20時
