カフェラテの謎 ページ5
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HS「まあ飲めないってほどではないんだろうけど、好んで買ってるところは見たことないなぁ」
「え、じゃあこれは誰かから貰ったんですかね？」
HS「ん〜、どうなんだろうね…」
考えれば考えるほど分からなくなりそうなので、一旦放棄して挨拶をしてから業務に戻った。
VN「A、文字の変換ミスある」
「えっ、どこどこ!?」
VN「ここ」
この子はハンソル
同い年で、スングァンと3人で入社した同期でもある。
無口だけどしっかりしてて、ハーフでもあり顔が恐ろしく整っているので女性社員から大人気。
学生の頃呼ばれていたあだ名がバーノンと言うらしく、私達も愛称を込めてそう呼んでいる
…いいなぁ。私もかっこいいあだ名みたいなの欲しい
「うわっ…ほんとだ。ありがとボノナ〜泣」
VN「いえいえ、もう慣れたから 笑」
「…慣れられたらいけないような。」
ボノニは少し変わってる
悪い意味とかではなくて、個性がちゃんとあるタイプだ。
ただ、ネクタイや靴下のセンスがまあ素晴らしい。
「…ん？今日の靴下は紫、？だよね…？その色。」
VN「うん。旅行に行った時のお土産で買った」
「…いいね、似合ってるよ」
VN「ありがとう。」
靴下を褒められたことが嬉しかったのか、小さく鼻歌を歌い出したボノニ。
あまり感情を表に出さないボノニだったけれど、やっと最近では言動から何となく思ってることが分かるようになってきた
WN「パクさん、午後からまた基礎的なこと教えるから」
「わっ、…は、はい！」
いきなり後ろにいたウォヌさんにまったく気づかなかった。
あの人、気配を消す達人か？
ウォヌさんの言っていた基礎的なこと、というのはまあ研修のようなものだ。
パソコンの使い方、細かい業務内容、取引先への対応…などなど、色んな分野があって私には難しすぎることばかり
ボノナは優秀だったので、1週間でもうある程度は終わってた
スングァナはこの間終わって、私はまだまだ終わりそうにもない。
WN「…この間も説明したよ」
「ご、ごめんなさいっ、メモメモ…」
多分、私が中々業務をこなせない理由の一つに過度な緊張もあると思う
2人は何故かウォヌさんへの苦手意識がなく、なんならヒョンとも呼んでいるのに。
ウォヌさんに見られていると、絶対に失敗できないというプレッシャーが重く私に伸し掛かる
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作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2024年3月9日 20時
