・ ページ2
・
HS「ウォヌが指導係なんだって？」
「あ、そうなんです！誰かから聞いたんですか？」
WZ「ウォヌが言ってたよ」
「え、ウォヌさんが？」
うん、と2人して顔を見合せて当然のように言うものだから、私の感覚がおかしいのかと思い込んでしまいそうになる
ウォヌさんが同僚に私の話を？
…きっと、良く動けないだの、使えないだの言われてるんだろうな。
HS「ははっ、安心してよ。悪いことは言ってなかったよ？」
「…わかりました？」
HS「うん。Aちゃんって顔に出やすいんだね〜笑」
この私の癖を、ウォヌさんの前だけでは出さないようにしないと。
あの人なら「あ？なんか文句あんの？」などと言いかねない
そのくらい顔が怖い。
WZ「あいつ、結構無口でさ。指導係になった、としか言わなかったから、誰の？って聞いたらAさんだったんだよ」
「無口…」
HS「テンション高い時はよく話すけどなー」
「そうなんですか、？」
HS「そりゃあもう、ぺちゃくちゃと。」
ごめん、まっったく想像できない
WZ「あいつどんな指導してんの？」
「んー、なんて言うか…」
HS「なんて言うか？」
「…鬼？」
WN「…鬼って、なんの事？」
「…あ」
私の後ろにはいつもの様に、いやいつもより1000倍は鋭く見える目をしたウォヌさん。
ただでさえ長身なのに、今は山くらい高く見える。
はっきり言って恐怖である
「い、いつから…」
WN「鬼から。」
と、言うことは、ウォヌさんの話だとは知られていないということだ。
命が助かった…
「ハッ、何か用でしたか！？」
WN「午前中までの資料。まだ？」
「あぁっ！！…少し、待っていただいてもよろしいですか…」
WN「…はぁ、なるべく急いで。」
「すいません…あ、じゃあお2人ともお疲れ様です！」
HS「うん！コケないようにね〜」
WZ「頑張れよ」
急いで自分のデスクに直行。
まずい、やらかした…
言われた事もしてないのにペチャクチャ話してると思われたよ絶対。
ただでさえ仕事できないのに、鬼が指導係だと緊張でもっとできなくなるよ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1369人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2024年3月9日 20時
