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迷惑 ページ30

「すいませんでした。」


逃げるようにその場から離れる。

職員室から出る時ちょうどジュン先生がいたけどこの真っ赤な目を見られたくなかった。



JN「あ、A!なんでここに」



先生の話を無視して顔をなるべく見せないようにトイレに駆け込んだ。



トイレの中で沢山泣いた。

どうして私だけ?低い点をとっただけで酷すぎる。



昼休みはご飯も食べずにずっとトイレの中にいた。





キーンコーンカーンコーン



昼休みの終わりを知らせるチャイムだ。

もう出ないと。



5時限目の準備をして席に着く。

みんなになるべく顔を見られないように自然に顔を伏せておく。



ああもう、なんでこんな時に限って国語なの。



JN「テスト返すよ〜」



国語は1番頑張った教科だ。



JN「A〜!よく頑張りました!95点だよ!」



クラストップじゃない?と喜んでくれる先生の顔が見れただけで嬉しい。


「ありがとうございます、」



テストを取ろうとすると、引っ張っても先生の手からテストが離れない。


顔を上げるとまっすぐ私を見つめる先生。



JN「放課後図書室に来て」

「…え」


それだけ言ってテストを返してくれた。




どうしよう、もしかしたらイム先生が何か言ったのかな


私、好きな人からも怒られちゃうのかな




時間が経つのがすごく早く感じて、気づけば放課後だった。



図書室行かないと。

何か言われたらどうしよう。
マネージャーをやめろと言われたらどう立ち直ればいいのだ。





JN「あ、来たね」

「…」

JN「あのさ、A」

「すいません!」

JN「…ん?」

「本当に、ごめんなさい。頑張ってたつもりだったのに、こんな結果だと思わなくて。迷惑なら全然マネージャーだって辞めても私は大丈夫なんですけ」

JN「A、落ち着いて」


「、、ごめんなさい」

JN「なんで謝るのさ、頑張ったんじゃん。謝る必要少しもないよ。」

「え、じゃあなんで呼んだんですか、」




JN「A、なんかあったでしょ」

「え、」

JN「そりゃわかるよ、いつもと違うもん」

「なんでも、無いですよ」

JN「…嘘つき」




だんだんと近寄ってくる先生。
図書室には私と先生。2人きり。

優しく抱きしめられた。
頭を撫でてくれる先生に涙が溢れてくる。


JN「聞いた。ほかの先生がね、イム先生がAに酷いこと言ってるの聞いたんだって、」

「…せんせっ」

JN「よく我慢しました。えらいね〜」

先生のためなら、そんなのヘッチャラなのに

好きだよ。→←憂鬱



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設定タグ:SEVENTEEN , ジュン , ホシ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:なじゅん^._.^ | 作成日時:2022年3月13日 1時

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