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どうして私は ページ1
バチンッ
まただ。また、やってしまった。
これで何回目だろうか、男を泣かせて、
挙句の果てに 頬を叩かれるのは。
【お前なんか、好きにならなければよかった】
泣きながらそう言って、私の前を
通り過ぎていく男の背中を見ながら、
頭の中でずっと考えていた。
「…はあ。」
溜息をつきながら家までの暗い夜道を1人で歩いていると、
ふと自分が心底嫌になる。
「なんでいつもこうなるんだろ。」
夜空に光る月を見ながら、憂鬱な気分で考える。
もし、私が今誰かに本気で恋をしたら。
私は、変わることができるのだろうか。
誰かが、こんな私を好きになって、愛して、
守ってくれるのだろうか。
その日の夜はなんとなく疲れて、
すぐにベッドで眠りについた。
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作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2022年3月13日 1時
