kill（��） ページ7
「手前、太宰を殺せたのか？」
中原は、戻って来た津島にそう聞いた。
勿論、返事の類は分かっている。
津島は少し眉を下げ、微笑し、いえ、と応えた。
「今日は武器を抜き出す事さえ出来ませんでした。
流石歴代最少年幹部です」
「……これで分かっただろ。
彼奴を殺す事はお前には無理――」
「と云われたら遣りたくなるのが人間です。
失礼ですが、私は殺りますよ」
津島は小さな子供が拗ねた時の様にツンと
中原は顔を引き攣らせ、手前なあ、と云った。
「任務には必ず遅れも、失敗も、忘れもしません。
仕事も遣り遂げます。
太宰さんの事は成功する気も、見込みも有りません。けど、殺らせて下さい」
中原は間を起き、又何時かした様に大きく溜息を吐いた。
「有難う御座います。
……処で、探偵社の異能力、中原幹部は御存知ですか？」
「あ？ ……自分で調べろ。
手前の情報網なら楽勝だろうが」
「……そう云うと思いました。
勿論自分で調べますよ」
「……そう云えば、手前の異能は……」
「アレはー……使い道が無さ過ぎて困りますよ。本当」
津島は苦笑しながらそう云った。
津島の異能、謂わば一部の者が持つ超能力的なモノは、時に便利なのだが、普段は使い道が少なく、その上使うには相手を油断させなくては成らない難しい条件付きである。
危険な異能力、とも云える。
今頃津島が制御出来ずにいれば、死人を無差別に出す事も容易だ。
――――津島A。
異能力『正義と微笑』――――
ーーーーーーーー
能力の詳細は後程。
諄いようですが、最後は読者様が望む結末に成らない気がします。
覚悟して見てください……((
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 93人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雑草と花(プロフ) - 切なくて素敵です……！エモい…！ (2020年5月25日 16時) (
レス) id: 157490c8f1 (このIDを非表示/違反報告)
Tukimi(プロフ) - ユナさん» はいっ！ありがとうございます！！(間違ってたらスイマセン…。) (2017年4月27日 21時) (レス) id: 92c302cc08 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - Tukimiさん» 承知致しました。更新する際に紹介させて頂きます。ありがとうございました！ (2017年4月27日 21時) (レス) id: 8f8a6b3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
Tukimi(プロフ) - ユナさん» えっと…。作品のURLは、http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Painted/ ですっ！ここれを載せてくれれば私の作品にとんでいけます！ (2017年4月27日 20時) (レス) id: 92c302cc08 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - Tukimiさん» 全然大丈夫ですよ。というか、お仕事早い……(( (2017年4月27日 20時) (レス) id: 8f8a6b3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユナ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年4月5日 14時
