encounter（��） ページ31
「君はかの五大幹部の下に就ける程の身分では無い事は、自覚済みかな？」
「勿論です。私は下級構成員ですよ。
中原幹部が私を下に置きたいと云った訳でも無いようですし」
「そう。然し、君は中也君の下に居る。それは何故か？
……私が、そう命令したからだよ」
森は目を窄めながら、君の悪い笑みを零した。
「それは、貴方が先刻云った通り、私に才能があるからですか？
然し、私には興味の無い事ですし、その話で何か利益を請ける訳でも――」
「A君が太宰君を殺そうとしている、と云う噂が合ってね。君は大いに力もあるし、太宰君も何時か殺さねかねない」
次は、津島が目を窄めた。
「私が太宰さんを殺せると云う見解に、どうも疑問を持ちます。確かに何時か殺せるでしょうが、貴方の云っている何時かは近い内の事ですよね」
「云っただろう、私は君を監視させていたと。
確かに君は太宰君に攻撃を仕掛けようとした時、銃一丁も引き出せなかった。
だが、それは君が実力者だからだ。実力を持ってする者は時に大きな失敗を成す。
君が本気を出せば、本当は"誰だって殺せる"」
津島は何も云わはない。
然し、少しだけ、拳銃嚢に手を伸ばしかけていた。
「――――私も協力しよう」
津島は、疑う様に森を見た。
「……現五大幹部は、一人だけ席が空いています。
それは、貴方が太宰さんを勧誘しているからだと聞きましたが？」
「そうだね。然し、ポート・マフィアはこの街の暗部そのものだ。
入る見込みの無い、利用出来ない強者は徹底的に潰さなければならない」
津島は少し考えた。
自分にとっては、仲間の協力を得て攻撃を繰り出す方が、都合が良く確率も良い。
故に、協力者の居る方が、効率的だ。
津島は――――
「お断りします」
津島は、にこりと微笑み、その好意を拒否した。
「何故だい？」
「そんな姑息な真似をしてまで、私は太宰さんを殺したくはありません。以前、私に課せられた任務です。
それに……」
津島は、そこで迷っていた一つの事に意を決した。
ーーーー
最近更新が出来ていなくて済みません。
森さんの口調が分かりません((
そして多分太宰さんを殺そうとしないと思うのに、済みません。
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雑草と花(プロフ) - 切なくて素敵です……！エモい…！ (2020年5月25日 16時) (
レス) id: 157490c8f1 (このIDを非表示/違反報告)
Tukimi(プロフ) - ユナさん» はいっ！ありがとうございます！！(間違ってたらスイマセン…。) (2017年4月27日 21時) (レス) id: 92c302cc08 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - Tukimiさん» 承知致しました。更新する際に紹介させて頂きます。ありがとうございました！ (2017年4月27日 21時) (レス) id: 8f8a6b3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
Tukimi(プロフ) - ユナさん» えっと…。作品のURLは、http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Painted/ ですっ！ここれを載せてくれれば私の作品にとんでいけます！ (2017年4月27日 20時) (レス) id: 92c302cc08 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - Tukimiさん» 全然大丈夫ですよ。というか、お仕事早い……(( (2017年4月27日 20時) (レス) id: 8f8a6b3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユナ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年4月5日 14時
