smoke（�鵝� ページ18
「一つ確認」
「はい」
江戸川は腰掛けながら、津島を見詰めた。
「君は津島Aちゃん。
コレは間違い無いよね？」
その問に、津島は何も思ってい無さそうに勿論です、と云った。
津島の応えを聞き、江戸川はにっと何かに勝った様な笑みを見せた。
津島は疑問符が浮かぶばかり。
「確信したよ。
いやあ、虫も殺せぬ様な顔して、君もよくやるね。
だから人は見掛けに依らない。僕には人の事情やらは知らないけどね！」
「失礼ですが、何を仰っているか、イマイチ理解が出来ません」
首を傾げる。
江戸川は間を起き、云い放った。
「本当は何を云われるか、君は分かってるでしょ？
まあ、別に良いけどさ。
Aちゃん、何で
津島は、きょとんとした顔から、何時もの微笑を取り戻した。
そして、目の中には、何時もの様に光を宿さない。
「その問いに私が応える前に、私が私の
「勿論、と云いたいけどね……
まあ取り敢えず根拠は話すよ」
津島はうふふ、と不気味に笑った。
否、嗤ったのかも知れない。
「流石、稀代の名探偵です。
本当に殆どのモノが透けて見えるのですね。
では……根拠を聞かせてください。
あ、えと、座らせて頂きますね」
津島は江戸川の正面に腰を掛けた。
中々堂々としていた。
「先ず、僕は一度君の両親殺害の事件に関わった事がある。当時も犯人は君……娘の可能性が高いと睨んでいたけど、生憎証拠と云う証拠は無かった。
そこは流石と云うべきなのかな。家にアルバムも、学校での君の記録も全て消されてた。小学校、中学校、高校、大学、全部ね。
だから僕はこの事件を未解決の儘、警察に任せてる。
勿論、君が犯人だと伝えてある」
不機嫌そうに口をへの字にする。
「へえ……成る程、私の情報は一通り消したと思っていましたが、新聞に私が行方不明とあったのはそう云う訳ですかあ。
……けど、私の情報は一先ず置いといて、私が犯人と云う確実な証拠には成り得ません」
「そう。その通り。だから困ってたんだよ。
犯人が誰だと分かったとしても、証拠が無いといけなかった。僕はその証拠を"見出す事が出来なかった"」
津島は愉快そうに、又うふふ、とワラった(笑ったのか、嗤ったのか、理解に欠ける為、ワラったと表記する)。
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雑草と花(プロフ) - 切なくて素敵です……！エモい…！ (2020年5月25日 16時) (
レス) id: 157490c8f1 (このIDを非表示/違反報告)
Tukimi(プロフ) - ユナさん» はいっ！ありがとうございます！！(間違ってたらスイマセン…。) (2017年4月27日 21時) (レス) id: 92c302cc08 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - Tukimiさん» 承知致しました。更新する際に紹介させて頂きます。ありがとうございました！ (2017年4月27日 21時) (レス) id: 8f8a6b3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
Tukimi(プロフ) - ユナさん» えっと…。作品のURLは、http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Painted/ ですっ！ここれを載せてくれれば私の作品にとんでいけます！ (2017年4月27日 20時) (レス) id: 92c302cc08 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - Tukimiさん» 全然大丈夫ですよ。というか、お仕事早い……(( (2017年4月27日 20時) (レス) id: 8f8a6b3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユナ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年4月5日 14時
