【和泉兄弟】兄2人はアイドルで私はシンガーソングライター【アイナナ】 (ページ8)

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行きは和泉兄弟の思い出話で溢れたため、

帰りに壮五は気になっていたことを聞いた。

五「あの、マネージャー。」

紡「はい？」

五「今日、寮の奥の部屋からギターの音と女の子の声が聞こえたんですが…」

紡「ああ！新しく入所された方ですよ。明日顔合わせがありますのでよろしくお願いしますね！」

ギター、女の子。

この2つの言葉に敏感な和泉兄弟。

期待するなと自分に言い聞かせ、ゆっくり目を閉じた。

7人が寮に戻った時、

奥の部屋から音楽が聞こえた。

「午後7時賑わう都会の〜♪」

七「もしかして…」

一「新しく入所された方ですかね…」

綺麗、もっと聞いていたい。

ここにいる全員がそう思った。

それと同時に三月と一織は期待が大きくなってしまっていた。

五「19:00の東京ってどんな感じだろうね。」

二「家に帰る人、夜から働く人、飲みに行く人」

三「ストリートライブとか！」

一「確かに、相当賑わいのある時間帯ですね。」

午後7時賑わう都会の隅っこに

誰もがくいつく虹がいました

午後7時賑わう都会の中心に

誰かに気づいて欲しい少女がいました

光はいらないライトを当てて

あぁ…あぁ…あぁ…

今日も綺麗でしょ醜いでしょ

ああああ色をください

((ｼﾞｬｰｰﾝ

7人「？！」

突然のギターの雑音に驚く7人。

六「何事デショウカ？」

四「ビビったんだけど」

三「…そっとしとこう。」