本音の先にあるもの ページ31
末澤
関ジュでの施設を借りたダンスレッスン。
珍しく平日の昼からでLilかんさいをはじめとした学生組はいない。
そのとき事件がおこった。
林「なにわは新しいドリキャの振り入れ、Aぇは関ジャニ∞のMasterpieceを俺が作った振りで、他は今から括りつくってそれぞれ振り分けるから、なにわとAぇは先に始めるで。｣
事務所が決めたことをまとくんは説明してる。
それだけだった。
『まとくん、作った振りって新しいやつ？』
林「ちゃうよ、前のやつ。」
『え？8人の？』
林「そうそう。まいジャニでやったやつな。
今度Aぇの7人でまいジャニでやることになったから。」
『新しく作ることは無理なん？』
林「まあ、事務所があの振りでって言っとるからさ。俺は言われた通りにAたちに教えるしかないねん。」
正門「A、こればっかりは仕方ないやろ。」
『嫌や。あの振りはFunkyの8人で踊るために作った振りやろ？
私その振り踊りたくない！！』
Aが初めて俺らの前で本音をぶつけてきた日やった。
今までレッスン室の隅で龍太くん、康二、まとくんたちにぶつけてるのはなんとなく見てきたけど。
林「俺やって、Aぇ！groupの7人のために新しい振りつけたいよ？
ただ、今はまだ俺の力じゃむりなんや。」
『まとくんのせいじゃない。
抗議してくる！あの振りは8人のやって！！』
リチャ「A、今回ばかりは仕方ないやろ。 俺らは別にええで。あの振りAぇの7人でやっても。まとくんもそれでええって言ってるやろ？」
誰が説得してもAは納得しなかった。
なにわも他のとこも、みんなが練習を始める中、俺らだけが止まってた。
正門「A。」
それを変えたのが正門やった。
正門「今はまだ俺らの言葉でどうにかできる事じゃないんや。分かってるやろ？
俺らが今こうしてAぇ！groupとしておれるのも、東京で単独公演出来たのも、全部横山くんたちのおかげやねん。
先輩の力借りてやっと出来たことやねん。
やから今は我慢することしか出来ないんや。
そして、今の俺らが出来ることは今よりもっと大きくなること。
真鳥くんが作ってくれた振りを俺らのものにして、事務所に見せつけることやねん。
そしたらきっと、俺らの言葉で事務所の人が言ったこと覆せる日がくる。｣
さっきまで泣きそうだったAは、『まとくん、お願いします』そういうと、前を向いた。
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るる(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます！共感していただけて嬉しいです！ (2019年9月11日 7時) (
レス) id: 79a5ad0915 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - (るるの話)がメッチャ共感できました。クラスメートの方も読みます♪ (2019年9月10日 23時) (レス) id: 5f0045d6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2019年3月21日 22時
