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貴方side
ふぅ…と一息ついて時計を確認する
もうすぐ12時か、お昼は社員食堂で食べようかな
なんとなくオフィスを見渡すけど部長の姿はなかった
どっか行っちゃったのかな、？
って何で部長のこと探してんだ！？
謎すぎる！！
勢いよく鞄に手を突っ込んでスマホを探す
そして頭の中で何食べようか考えながらお財布とスマホを手にして食堂に向かう
新しい部署に配属されてまだ一週間も経ってないけど、なんとかやっていけそうだな…
桃色小動物系部長もいらっしゃるし、
食堂に着くと味噌ラーメン定食を頼んで座る席を探した
食堂は利用してる人で席は埋まっていた
やっぱりお昼時は人がいっぱいだな…
何処に座ろうかと考えたや先
おーい！と誰かが呼ぶ声が聞こえる
私じゃないだろうと思って無視すると、ねぇー！ねぇー！と何回も呼びかけている
もう早く呼ばれてる人返事したらいいのに、、
呼ぶ声の主を探すとぶんぶんと手を振っている佐久間部長の姿があった
子供みたいで可愛いな…
佐久間部長はずっとおーい、おーいと呼びかけている
はぁ、佐久間部長に呼ばれてる人早く行きなよな…
全くと思いながら、グルリと周りを見渡して見るけど、らしき人はいなかった
もしかして、、私！？
バッと佐久間部長の方を見る
完璧に目があってパァッといっそう顔が明るくなる部長
か、かわええ…
私？と自分に人差し指をさしてみるとうん！と元気に頷いている
じゃあ急がないと！！
全速力の小走りで部長の元へと走る
『すいません！佐久間部長、気づかなくて！』
ぺこっと頭を下げる
佐「んーん！いいよ！桜田さん、席空いてなくて困ってたでしょ？良かったら一緒に食べよ！」
笑顔で誘ってくれる佐久間部長、、本当に優しい
ぜひご一緒したい！、、でも、、
チラッと佐久間部長の隣、その前、その隣に座っている人らを見る
談笑しながらご飯を食べている
『あの、いいんですか？』
佐「何がぁ〜？」
『一緒にいる方々の迷惑になりませんか？』
佐久間部長が良くても周りの人が良いかどうか、、
佐「あー！全然、気にしないで！こいつら、俺の同期だから！ね、みんな！紹介する！こちら同じ部署の桜田さん！」
紹介される際に腰に手を回されてグッと引き寄せられる
一瞬ドキッとした
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作者名：ぴぇん。 | 作成日時：2021年8月28日 23時
