おっぱ、じょあへじゅせよ！ (ページ7)

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フラフラと歩いているとすぐに二軒目の店に着いた

『ここかぁ～』

中に入るとさっきよりだいぶ人は少なかったけど、みんなお酒が入って陽気になったのかテンションが高かった

「結構みんな酔っぱらってるね」

適当に席を見つけて座るとすぐにお冷やが運ばれてきた

うわ、、、三年生の先輩めっちゃ酔ってるじゃん、絶対に関わりたくないな、関わる事ないけど

周りを見渡すとみんな楽しそうで、ちょっと出遅れた気分になった

『よし、ジョンウ飲むぞ』

「りょーかい。A飲みすぎないでね？介護はごめんだよ～」

おいおい、私を誰だと思ってんだよ？酒豪のAさんだぞ？不敵な笑みを浮かばすぜぇ、

くくくっと笑らっているのをスルーして、すいませーん。と店員さんを呼ぶジョンウにメニュー表を見せて指さしする

「ビール２つくださーい」

来たのは若い女性の店員さん。注文を聞いているはずがジョンウに釘付けのようだ

こりゃ完全に恋に落ちたな。一目惚れだな

ジョンウはというと、呑気におつまみを頼んでやがる

「枝豆大盛りお願いしまーす、店員さん？」

ぽーっとしていた店員さんは呼ばれてハッとしてから顔を赤らめて足早に厨房へと逃げ込んでいった

「どしたんだろ？何か注文変だったかな？」

眉間にしわを寄せながら喋るコイツは察しが悪すぎ

気づいてないんだな…自分がめっちゃイケメンだという事に…

私は友達になった時から気づいてましたけどね～

『何も変じゃなかったよ』

無自覚イケメンにわざわざ君イケメンだよ、気づけって言うのも惜しいからそっとしておこ…

ビールが届くと乾杯してからクイッと一口

くぅぅ！ビールの刺激が身体中に染み渡るぜぇ！！

ゴクゴクと喉に勢いよくビールを流し込む

隣で枝豆を次々に口へと放り込んでいるジョンウ

「おいし～！！」

『いっこ貰ったぁ！』

シュバッと枝豆を一つ奪って口に入れる

「あ！ちょっとぉ～！枝豆減っちゃうじゃ～ん！」

大盛りなんだから一つ食べたくらいで減らないでしょ

眉を八の字に下げてるジョンウを見ながらもう一つ枝豆を口に入れる

『この枝豆、塩加減が完璧だね。おいし』

そう褒めて、また枝豆を口に入れる

褒めると、でしょ！？とキラキラ瞳を輝かせて笑顔になるジョンウ

もっと食べて～ってオススメしてきた。単純だな～