おっぱ、じょあへじゅせよ！ (ページ5)

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「…ちょっと、A。しっかりしなよ」

その仏面やめなってっと言いながら私の肩を揺さぶるジョンウ

半分この世から消えかけていた私は現実に引き戻された

『…ぁあジョンウ、』

まだ脳内に響くジェヒョン様の声に頬を緩ませる

ほんとカッコよかったな…、間近で拝めるとか一生分の運を使い切った感ある

「もう、、呼んであげたのに本人の前で固まって動かなくなるんだもん」

『いや、あれは突然すぎて心の準備が、ね？』

「ふーん。憧れのジェヒョ二ヒョンはどうだった？」

よくぞ、聞いてくれた。ジョンウくんよ、夜明まで語りつくそうじゃないか

『…言葉では表せないくらい輝いてたんだけど、何あれ？太陽より眩しいわ直視できないんだけど？後、顔面が神でした…あれはもうこの国の宝だよね、軽く尊いが増したわ。どうしよ。もう無理感動で泣けてくるよ…』

一気に喋ってからグッとガラスコップに入っていた水を飲み干した

「おーいい飲みっぷりだね～…、ねぇ、何かないの～？」

何かをおねだりする子供のような声で話すジョンウ

「ヒョンとお話し出来るチャンスあげたじゃーん」

はたしてあれはお喋りしたというのか、疑問に思ったがとりあえず置いといた

まぁジェヒョン様との交流を初めてさせてくれたからな～

『よしよし、じゃあ君の願いを一つ叶えよう』

そう言うとパアッと顔を輝かせるジョンウ。すかさず、出来る範囲でねと付け加える

うん！と元気に頷いてから、願いを言うのを待つ

ジョンウの事だからさっき言ってたジュース奢ってとかかな、

「決まった！」

『ん、なになに？』

「この後の二次会一緒に来てね！」

『、そんな事でいいの？』

意外とあっさりとしたお願い事に少し驚く

「ん、なに？もっとこってりしたのがいいの？」

なんてニヤッと悪戯に口角を上げるジョンウ。なんて悪い奴なんだ…、間髪いれずに、いいと断った

『分かった。二次会行くよ』

「やったぁ！！流石マイフレンド！」

嬉しそうに肩に手を回してダル絡みしてくる彼の手を振り払う

何コイツ、酒入ってんの？おっさんじゃん

「あー！もう！！Aしか勝たん！！」

『ギャルかよ』

ジョンウのキャラがブレすぎてて酷い

ウチらズッ友～！！とか叫ぶジョンウに笑いを堪えつつテーブルの上にある唐揚げをつまんだ