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『あぁー!一織ーーー!!!今日も駄目だったよぉぉぉ!!!』



一「うるさいですね。貴方は…って!人の布団の上で暴れないでもらえます?!」




ボフン、ボフンとベッドの上で暴れるのは幼馴染で三つ上のAさん



Aさんは小さい頃から兄さんのことが好き



そして、兄さんについて語り合える唯一の人間でもある




一「今日は兄さんと二人きり、部屋で勉強してたじゃないですか」




そーだけどぉー、と項垂れた




一「じゃあ、何ですか?また好きって言って俺も好きで、返されたんですか?」



『うぐっ…』



一「図星のようですね…。全く、貴方は凝りませんね」




ぶっーと捲れながらボフン、ボフンと再び暴れ出した



そして、お気に入りのクマにまで被害が及んでいた




一「ちょっ!これ兄さんに買ってもらったクマなんですけど!!!許しませんよ!」



『ベッーーだ。』




あかんべぇをして見せる彼女に拳が震える




一「もう!!!!貴方って人はぁぁあああ!!!」




ボフボフ枕で叩くと同じく枕で応戦してきた




三「一織ーーー!入るぞー!」



ボフボフボフボフボフボフボフボフボフボフ



三「飯出来たぞって…何したんだ?」



一「あぁ…この…人が…兄さ…んのクマを…」




部屋に入ってきた兄さんに顔を向ける



ゼェゼェと息が上がって苦しい




三「仲良いなお前ら!!飯出来たぞ!」



一「ちょ!兄さん!!仲良くありませんからぁ!!」




そう否定して叫んでも兄さんには届かない




『ちょっと、どいて!!私が三月の前に座るのよ!!』



一「あっ!ずるいですよ!!」




押しのいて進もうとする体を必死に阻止する




『はなせぇぇぇ!!!いおりぃぃい!!お前、いつでも一緒に座れるやろがぁぁいいい!』



一「駄目なもんは駄目ですぅぅううう!」



『…!一織…これを見ろ!』




一「?…!!」




目の前に集めてるかわいいストラップを出された




『これを…くれてやろう…』



一「ほ、本当ですか?!?!」



『嘘は言わん…だから、隣の席を譲れ…』



一「くっ…!物で釣る作戦か!!」




必死に耐えたが結局、ストラップを手にして隣の席を譲ってしまった





_________________________
和泉 一織 17歳
高校三年生
Aの幼馴染
可愛いものが大好き

き→←き



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奏雨(プロフ) - 名前間違えてるんだから変えなよ (6月6日 16時) (レス) @page7 id: b063f4b868 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぇん。(プロフ) - KUROさん» ご指摘ありがとうございます! (2020年5月31日 11時) (レス) id: 1534d85a6e (このIDを非表示/違反報告)
KURO(プロフ) - 伊織じゃなくて一織ですよ (2020年5月31日 10時) (レス) id: e464551ebb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぇん。 | 作成日時:2020年3月27日 5時

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