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Eiji kun ページ6


貴方side





私の幼馴染の英二はかっこよくて、可愛くて、テニスが上手




他にも良いところをあげるとキリがないし、それに多分モテる



クラスでも菊丸くんって可愛いよね〜とか、気になる〜みたいな声を聞いた事がある




だからモテてることに間違いない




そして、そういう話を聞いちゃった日は必ず私のご機嫌は斜めになってしまうのだ



だって英二のことが好きだから



今日もそんな日で久しぶりに英二と一緒に帰れてるのに機嫌が良くなくぶすっとしている



菊丸「ん〜〜にゃに怒ってるのー?」




『…別に』




菊丸「怒ってるじゃーん!俺なんかしたぁ?」



隣で歩く英二は眉をひそめてしかめっ面だ



こんな顔をさせたいわけじゃないのに、英二の可愛い顔が台無しになっちゃう




焦って笑顔を作る



『ほんとに、何にもないから!!』



ね?っと笑いかけても怪しいにゃ〜と疑われた




もういっそ本当の事を言ってしまおうか、いや待て待てと込み上げてくる言葉を押し込んだ




菊丸「そーいやさぁ〜、俺今日他クラスの女子から告られちった!」




え、と固まる私



『そ、そうなんだ、』



私の顔は暗くなる



菊丸「可愛かったし、明るそうだった!」




『へぇ…』



声も小さくなり、目には熱いものが込み上げてきた





菊丸「A?」




私の顔をひょこっと覗き込んでくる英二に涙を見られてたかなくて咄嗟にそっぽを向いた



菊丸「泣いてる?え、!ごめん!!」



一度泣いたら涙はとまることを忘れたかのように蓋をしていた想いが溢れ出した




とりあえず来て!と英二に手を引っ張られて公園のドーム状の遊具の中へと連れられた




菊丸「とりあえずここなら、他の人に見られないでしょ!」




泣いてる事を考慮してこの場所を選んでくれたみたいだ




うん、うん、と相槌を打つことしかできない私は涙が止まるのを待った




しばらくして涙は止んだ




菊丸「もう大丈夫?」




『うん、急に泣いたりしてごめんね』




これで完璧に面倒くさい女だと思われちゃったなぁ、と心の中でため息をつく




菊丸「いいよ!でも、俺期待しちゃうけどいいの?」




期待?何に期待するんだろう?英二はらんらんと目を輝かせて私を見ている





菊丸「うわぁ、緊張するなぁ、、」




英二の頬が若干赤いような




菊丸「俺、Aのことが好き!」

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美紅(プロフ) - 映画のテニプリの二人のサムライ、1年1組のテニス部夢主が人質され縛られた縄と口を塞がれた状態された不二が救出するつもりだった (2022年12月17日 23時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 青学1年1組あたいっ娘はパンク系テニス部に青学の応援団するお調子者でムードメーカーと名前を呼び捨てする変わり者あるがビビリ的な臆病性格です (2022年12月15日 15時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぇん。 | 作成日時:2022年12月15日 3時

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