seventeen

ふぁーすときす２２ ページ22

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やっと放課後になった


さぁ、これから遊びに行くぞ‼と意気込んでいると、



放送で担任の先生から職員室に呼び出された



周りの奴らは笑いながらドンマーイとか言ってるし



早く終わらせたくて小走りで職員室に向かう



そして、ちょうどチャニの教室の前の廊下にさしかかろうとした時


ビュッと黒い物体が目の前に現れた


ヤバイ！！と思って急ブレーキをかけたが、それも意味なく


そのままドンッと結構な衝撃でぶつかってしまった



MG「ッ……、いってぇ…、何だよ？」



ゆっくりと前を見ると黒髪の女の子が倒れていた


女子とぶつかっちゃったのか…ヤベェ…


とりあえず怪我してないか探るため倒れている女の子に四つん這いで近づいた


MG「おーい、大丈b(( イッタァ！！！」


ガバッと起き上がられて見事、おでこに頭突きをくらってしまった


ズキズキと痛むおでこをさする


『あ、、、すいません…。てか誰ですか…？』


え？



一瞬ピタッとおでこをさするのをやめた



俺のこと知らないの？この学校じゃ知らない人なんていないと思ってた



まじか…コイツ…



まじまじと目を見つめられる


『…四つん這い、ってことは私をどうにかするつもりですか！？！？！？』


胸のまで手をクロスにして食べても美味しくありませんよー！！とか言い出した


MG「いや、違うんだよ…『近づかないでください！！あなた誰だか知りませんけど、イケメンだからって調子に乗らないでください！！！』


少し近づくとマジの顔で拒否ってこられた


拒否ってそんなつもりじゃないけど、この様子だと怪我はなさそう…


MG「怪我はしてないんだね？」


確認の為にそう聞くと、何のことですか？と逆ギレされた


もしかしてこの子、意外とアホっぽい？


ぽいなー、さっきからコロコロと表情を変えて一人で百面相してるもん


その様子が可笑しくてつい笑ってしまいそうになる


MG「……プッ…クク…」



『何が面白いんですか？』



MG「いやぁ、可愛い子だなって思って…」



はぁ！？と顔を真っ赤にしてまたまた怒り出した



MG「あっはは…！おもしろ…。俺、2年のキムミンギュ。オッパ！って呼んでもいいよ！よろしくね！」



軽く自己紹介をすると怪訝な顔でこちらを見てくる



『…1年のソンA…です。』



呟くように早口で言われたけど、しっかり名前は聞きとる



Aちゃん…、初めて自分から仲良くなりたいって思った

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