ふぁーすときす１２ ページ12
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時間が経つのは早くて気づけば昼休みになっていた。購買でパンを買おうと仲の良い友達と教室を出る
「A！！！！！！！！！！！！」
廊下を歩いていると後ろから聞き覚えのある声が誰かの名前を叫んでいた
振り返ってみると自分の教室の前にミンギュヒョンの姿
ミンギュヒョンは背が高いから少し離れててもよく見える
それにヒョンは学校でも一、ニを争う程のイケメン
廊下に出るだけでキャー！キャー！女子が群がる
ヒョンの性格は人懐っこくて、まるで構って！と言わんばかりの大型犬みたい、おかげで皆に愛されてる
だからみんなの視線は一斉にミンギュヒョンに集まる
ぶんぶんと手を振るヒョン。次は手を振っている方に視線が集まった
そりゃあのキムミンギュが自ら手を振ってるんだ。誰に手を降ってるかなんて気にならないわけが無いよね…
自分も何となく気になってちょっと教室を覗いた
一瞬、俺は自分の目を疑った
何故ならミンギュヒョンが手を振ってた相手はAだから
Aが何で…？ミンギュヒョンと…？
仲良いんだ…、
もしかすると付き合ってたりするのかな…良くない方向に考えだすとどんどん止まらなくなる
小さく控えめに手を振り返すAは少し恥ずかしそうに頬を赤らめている
それに気づいたミンギュヒョンが今以上に大きく手を振り返す
さっきよりもAの頬が真っ赤で、手を大きく振っている
満足したのかこっち側に歩いてきた。軽やかな足取りでルンルンと効果音がなりそうな調子で歩くミンギュヒョン
すっとすれ違う時、耳元で何か囁かれた。何かは聞き取れなかったけど、反射的にヒョンを見るとニコッと微笑まれた
そしてまた同じように軽い足取りで歩く。何を考えているか分からないヒョンの背中から目が離せない
危険。本能がそう感じる
Aがミンギュヒョンにとられるかもしれない
心にもやもやが一面に広がり言葉に出来ないような不安がのし掛かった
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ぴぇん。(プロフ) - 蜜柑さん» ありがとうございます！！頑張ります！ (2019年12月29日 2時) (
レス) id: 1534d85a6e (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - 推しちゃんメインで、すごい嬉しいです！更新楽しみにしてますねっ！ (2019年12月24日 16時) (レス) id: e61eef4724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぇん。 | 作成日時：2019年12月9日 23時
