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A『緑谷たち来たんだ』
今、私はえりちゃんに会いに来た
えり「うん、」
A『、、、、』
ここに来てからやや5分、何を話したらいいか分からない
だって、えりちゃんがあまりにも
あの時の私に似ているからっ
えり「あのね、、、、」
A『ん?』


えり「お姉ちゃん、、、首に蝶々の模様がある人っ知らない?」
A『!』
ふわり、?だよね
A『っうん、知ってるよ?』
えり「っあの、、、ね、、私その人にも会いたくてその、、、」



A《っ、、、》


重なる、



えり「お礼とかちゃんと言えてないのっ!だから!」



重なる、



A『っうん、わかった、、、ごめんお姉ちゃんちょっと御手洗にっ』
そう言って勢いよく立ち上がり病室を出た
相澤「おい!どうした!」
入口にいた相澤の声を無視して飛び出して行った
医師「大丈夫ですか?」
相澤「すみません、色々ある子でして俺ちょっと見てきます。」




__、、、なんでっ



なんでなんでなんでなんでっ、、、



えりちゃんを目の前にすると私と重なって話ができない
どうしてっ、、、
A『ヴッおえっ、、、__』


しばらくしてAのスマホが揺れた
、、、冬美さん?
A『、もしもし』
冬美さんからの電話に私は躊躇うことなく電話に出た


冬美<あ、Aちゃん?今、大丈夫?>


A『はい、、、』
冬美<どうしたの?なんだか息遣いが荒いけど>
冬美さんはすぐわかるんだな、、、
A『私と、昔の私と似た子が病院にいて、、、耐えきれなくて』
と言った
冬美<昔?>
A『私が轟家に介抱してもらっていた時です』



冬美<あ、>



A『すごく似てるんです、あの時の私はなんでも自分のせいにして、、自分を責めないといられなくて』


冬美<そうね、、、あの頃のAちゃんは笑うことすら知らなかったわね>
電話越しで冬美さんの声が少しくもった
A『その時の私って、、、私に皆さんはどう接してたんでしたっけ?』
冬美<みんなじゃないわ、話せるきっかけになったのはお母さん、人と会うことに慣れ始めてきたのは焦凍のおかげなの>
その時、薄れていた何かが蘇った



?《Aちゃん__》




A『っ、そういえば私、冷さんに会えてないっ』
冬美<そうだね、今は難しいかもしれないけど少しずつ話せるようになると思うの、だから、、、>
少しだけ思い出した、、
A『冬美さん、ありがとうございます。今度会いに行きますね、冷さんにも、冬美さんたちにも』

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作者名:みるみる | 作成日時:2024年3月29日 13時

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