貴方は胸を張ってヒーローになりたいと言えますか＿＿＿？【4】 (ページ15)

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A『心配、してくれたんだけどその時に緑谷がね“またヴィラン連合に狙われるかも”って言われて』
焦凍「！」
私はゆっくりと話し始めた
A『前にさ、誘拐された時の話したじゃん？2人を守るために一旦、ヴィラン連合に入ったって、、』
焦凍「ああ」
A『その時正直さ、私っ、怖かったんだよねっ』

焦凍「！」
A『間違ったやり方だったのはわかってるけどっ、、、今まで、自分のことより周りの危険の方が怖くて自分のことなんて全然考えてなくて、あの事件の後病院で改めて振り返ったら、、、自分が置かれた状況がすごく怖く感じてっ』

周りに危険が及ぶのが怖くてそればかり考えていて
全然気づけなかったけど、ほんとは私怖かったんだ
病院で目が覚めて、傷だらけの私の体を見て恐怖を感じて
震えが止まらなくて一人で身を小さくしていた

おかしいかな？そんなわけないって、言う？
でもほんとだよ？だって私のせいであんなことになってるのは事実じゃん、、、っ

焦凍「A、泣いてる」
彼は優しく片手でAの頬に触れていた
A『っ、怖い私、焦凍、、私怖いのっ、、』
焦凍「！」
お父さんも怖いし、彼らも怖いっ
自分も怖いっ、
焦凍「A」
A『え、わっ』

焦凍はAを優しく抱きしめた
A『！』
私はさらに溢れた
A『ずっ、ゔっ』
焦凍「ありがとな、話してくれて」
とAの背中を優しく擦りながら言った
焦凍「また怖くなったら言ってくれ、話はいつでも聞くし、慰める、、、だから一人で悩むな」
A『っ、、、ぅんっ、、、』

Aも焦凍の背中に手をまわした
A『もっと強く、』
焦凍「え」
A『今日一日だけ甘えさせて？』
これからこうなことしょっちゅうするんだから、いや、するのかな？でも焦凍とぎゅーするのは嫌じゃないからなるべくずっとしてたい、、
A『あ、なんか固まってる』
ふふっ可愛い、

なんて言って焦凍の頬をつんつんした
焦凍「、強くってどのくらいだ？力加減ミスって潰しちゃいそうだ」
A『クスッそんなことしないでしょう？』
焦凍「でもっA柔らかいからすぐ潰れそうでっ」
A『私をなんだと思ってんのさ、』
焦凍「、、マシュマロ」
A『そんな柔らかくないわ』
マシュマロだったら骨ないじゃないっ

A『もういい私が強くぎゅーするっ』
焦凍「え、ちょっ、、、待って、///」
と言われて私は止まった
A『ムスッ』
焦凍「あ、悪ぃ(汗)」
その後は私の気がすむまで焦凍に抱きついていた