男なのに男にモテすぎて困る。【HQ】

7 ページ7

やった、やった、やれば出来るじゃん俺！！！


『山口ー！！！合宿！行ける！』


「えっ！合格ライン超えた！！？？」


『おう！！』


やったー！と山口は自分の事のように喜んで、ハイタッチをしてくれた。





合宿当日。


『えっ！？お前もしかして、てつろー？』


「「え？知り合い？？」」








なんでてつろーがいるんだよ、、あいつ音駒だったのか…

と俺が考えていると、大地さんが隣にふぅーとため息をつきながら座ってきた。


「休憩だぞ、聞いてたか？」


『あ、すんません...』


そう言ってみんなにタオルなどを持っていこうと立ち上がろうとした時...

グイッ


『へっ？』


俺はまた座らされた。


『え、あのー大地さん？？』


「なんか、黒尾とあった時から変だったから...」


あー、もしかして大地さんなりの心配？...なんか、器用に見えて不器用だな...この人。


『いや、てつろーが音駒にいるなんて知らなくて...』


「あーそういやお前、前はいなかったもんな。」

そう、俺は谷地さんと同じくらいに入った、だから知らなかった。

まじかぁ...てつろー苦手なんだよな...

なんかこう、なんだろタラシ感というかホ〇感というか...なんかもろもろ強すぎるし。

ちょっと...

「よっ、A。」

げっ、言ってる側からくんなよな...

『あぁ、うん、』

大地さん助けて...ってもういねぇ...

「んだよ、久しぶりに会ったんだからもうちょっと喜べ」

いや、ふざけんな、こっちはあいたくねぇっての

『.....』

「なに？無視！？」

うるせぇーどっかいけよ...

『なんでそんなに俺につっかかってくんだよ。』

「なんでって..好きだから？」

はい！出ました。必殺タラシ技
...好きだから？
くっっそが
それを女子にやれよ！顔いいんだからモテモテだろうが！！

『はいはい、』

顔いいくせしてホ〇だろまじもったいねぇ
残念イケメンじゃねぇか

「んだよ。ほんとに釣れねぇなー...ま、そういう所が好きなんだけどねっ、」

ドサッ

は？何故そこで押し倒す？？？
え、待って待ってそんな流れでした？急すぎじゃありません？？

「俺、本気なんだけど」

そう言っててつろーが俺の目を見る
いつもより低めに囁くようにいったその声は耳に残る。
ぞわぁっとした。

「はっ、かっわいい、顔真っ赤だぜ？」

そう言っててつろーがどこうとした時。
横から大地さんがてつろーにドロップキックをかました。

「うちの子になにしてんだ馬鹿野郎！！」

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す