男なのに男にモテすぎて困る。【HQ】

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『ありがとうございました。』


そう言って菅原先輩の教室をあとにする。

教えて貰ったはいいけどぜっんぜんわかんねぇ...
やばい、どうしよまじで合宿行けなくなるんじゃね？？

とりあえず部活の時にツッキーに...






部活の休憩時間、俺はツッキーの元へ行った。だがしかし、ツッキーは影山と日向に勉強を教えていた...

ツッキーに、ツッキーに浮気された...。

俺はすぐさま山口を探した。山口はツッキー達の近くで飲み物を片手にタオルで汗を拭いているところだった。


『山口、勉強出来るよな？』


山口にそう聞くとうん、それなりには。と言ってどうしたの？と聞いてきた。


『あのさ、勉強教えて。』


「え！？ツッキーが教えてくれるんじゃなかったの？？」


やめてくれ山口、ツッキーのことを思い出させないでくれ


『ツッキーには浮気された。から俺は山口と浮気する。』


なにそれと山口は少し呆れながらもどこがわかんないの？と勉強を教えてくれるようだ。


『.....どこ？って、えーと、全部？』


「ごめん、質問が悪かった。特に苦手だなってやつある？」


特に苦手？特に...んー全部苦手なんだけど...特に...あー、


『数学と英語。』


俺がそういうと山口はそれはやばいねと苦笑いをした。





まぁ、なんだかんだで山口に教えともらい。最終的にツッキーには教えてもらわなかった。

そしてテスト当日。




『山口...俺終わったわ...』


「えっ、なんで？」


『だってあのテスト意味がわかんねぇよ！！山口に教えてもらったのは覚えてっけど半分くらいしか出なかったじゃん！！』


え、どうしよう。やばい、合宿行けない？？行けないじゃん？？やばいじゃん？？


「だって俺エスパーじゃないし...」


もういいよ、テストは山口を中心に問題を作ってくれればよかったんだよ。てかいっそ地球は山口を中心に回ればいいんだよ。

あぁ、合宿行きたかったな...。みんながバレーしてんの見たかったな。山口、お前は俺の分まで幸せにバレーしてこいよな。音駒と戦って来いよな。

次回、さらば八代。さらば合宿。

お楽しみに！！

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