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『あのー、月島は??』
休み時間、ツッキーに教えて貰おうと4組にダッシュで向かった、が、ツッキーが教室に見当たらない。
そこら辺に座っていた子に聞くと
「月島くんならどっかいっちゃったよ?どこかわかんないけど...」
え?ツッキー??教えてくれるって言いましたよね?
てか、山口もいねぇー...
菅原先輩のとこ行くか.....
俺の知り合い、というか仲のいい人と言ったら部活が同じ人。
その中で同学年が無理だとなると1番は菅原先輩。
俺は3年生の教室をめざした。
3ー4
教室前についた、はいいが3年となるとやはり少し怖い。それに、みんなドア付近にいるため教室を覗けそうにもない。
とりあえずドア近くにいた優しそうな人に声をかけてみた。
『あの、すいません。』
「んー?どしたー?」
『菅原先輩います??』
俺が言うとその優しそうな人は少し困ったような顔をして笑った。
「スガなら今ちょうどいないんだよねー」
おい、まじか。どうしよ誰にしよ...大地さんも旭さんも怖いから苦手なんだよなぁ.....
2年の先輩にたよるか??縁下先輩とかかな...
と考えているとその人が
「あのさ、もしかして八代Aくん?」
と俺の名前を言ってきた。
なんで知ってるんだ..
『あ、はい。そーです。』.
菅原先輩早く帰ってきて...よく見たらこの人優しそうな人じゃなくてただのチャラそうな人だよ...。
「へー、俺が教えてあげよっか?」
とその人はニコニコと笑った。
ん???教えてあげよっか???
え、チャラくて(決定)勉強出来んの??
チャラい人は勉強出来ないだろ。(偏見)
『え、いや、いいです。』
「えー、スガ帰って来るまでだからさー」
なんだ、なんかナンパのノリだぞこれ。
あー、めっちゃ嫌だ。無理、スガさん助けて
「おー、A!何してんだよ?」
あ、この声は!!
『スガさん!!』
「あれ?スガさん呼びにしたんだ?」
あ、勢いで言っちゃった。
「それよりどうしたの?あ、もしかして絡まれた??」
そうですそうです菅原先輩。このチャラ男な先輩に絡まれたんです。助けて
『はい、まぁ。』
俺がそういうとチャラ男先輩が不満そうに言った。
「絡まれたって言い方なんだよーあと君も認めんなー」
「うっさいよー。で?八代は誰に用??」
『菅原先輩です。』
「え、あ、おれ?」
そう言って菅原先輩は照れくさそうに笑った。
『あー、えっと勉強教えてください。』
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名無し84447号(プロフ) - 更新停止中…はよみたいな!頑張ってください! (2019年6月7日 19時) (レス) id: ec200d4da2 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - ぽむぽむプディングさん» あー、間違えました!なおしますねー!! (2018年12月28日 18時) (レス) id: 838b1399b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむぽむプディング(プロフ) - 初コメ失礼します!1話ですけど三毛猫はオスが大変希少です。もしとても多い様子を比喩したいのであればメスが正解ですね。私が間違っていたら申し訳ございません!とても面白いです!頑張ってください! (2018年12月28日 18時) (レス) id: c32d508c2b (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます!!頑張ります!!! (2018年12月26日 19時) (レス) id: 838b1399b5 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 1話だけでも既に面白い作品ですね!更新頑張ってください!応援しています! (2018年12月26日 15時) (レス) id: 52b2f1d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐藤一郎 | 作成日時:2018年12月25日 0時