十七話 ページ19
帰宅時の時刻は6時前
よしまだ余裕はある!
立原さんに聞いたのだ、芥川さんが大体家に帰る時間を!
多少のばらつきはあれど7半時くらいには帰るはず!
芥川さんに無花果を使ったお菓子を作る!
買い出し時に買った料理本と材料を隅におき
『よし、まずは片付け』
全力で部屋を片付けをするけれど終わる気配がない
早くしないと帰ってきちゃうかもしれないのに
コツコツ…
!?
来た!外の階段を登る音!
芥川さんだろ!
挨拶は仲良くなるための第一歩といいます
せめて今は挨拶だけでも!
勢いよく扉を開けて外に飛び出した
『芥川さん!こんばん…わ?』
でもそこにいたのは芥川さんじゃなかった
『あれ、銀ちゃん…?』
どうしてこんな所に…
銀ちゃんは少し焦っているみたいでおどおどしている
どうしたんだろう
でもびっくりさせてしまったのは私が悪い
『ごめんなさい、びっくりしましたよね…!』
私が頭を下げると
銀ちゃんは優しい目で首を振る
でも銀ちゃんもこのアパートだったんだなぁ
扉を閉めて中に入る、次、次だ!次こそ決めてやる…!
コツコツコツ…
よし!来た!今度こそ…!
『芥川さん!お疲れ様です!』
「うおっ…!!なんだよ!」
『え、中原さん…』
今度は中原さんだった
全然来ないじゃないか芥川さん
『どうしたんですか』
「そりゃこっちのセリフだ、急に飛び出してきやがって」
『私はずっと芥川さんを待ってるんですよ』
「はぁ?芥川ぁ?」
「中原さんは如何してここに?』
「手前の忘れもんを届けに来てやったんだよ」
そう言って中原さんは腕時計を差し出す
『あ』
「姐さんとこに忘れてったろ」
ほんとのその通りでございます
よかった私の大事な持参品
『でも如何して私の家をご存知で?』
「あ?部下の家くらい知っててもおかしくねぇだろ」
ストーカー…?
「余計なこと考えてんなら潰すぞ」
『もちろん!おかしくないですよね!』
すると後ろからまた人が階段を登ってきていた
小さい中原さん越しに見ると
『あ!芥川さん!』
ずっと待ってた芥川さんが来た
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西ノんヒミツ(プロフ) - 中原瑠愛さん» 感謝です!頑張ります! (2022年3月2日 20時) (レス) id: 6f3439c52f (このIDを非表示/違反報告)
中原瑠愛 - 面白いです!続き待ってます! (2022年3月2日 19時) (レス) @page20 id: 36dca4defb (このIDを非表示/違反報告)
西ノんヒミツ(プロフ) - 砂糖葉さん» わああああ!嬉しいですありがとうございます! (2022年2月27日 1時) (レス) id: 6f3439c52f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖葉(プロフ) - 何だか愛されになりそうな予感なのに、ただ愛されるんじゃなく確り理由があったりその過程が書かれてるのに凄く好感を持ちました!読んでいるとワクワクしてきて楽しいです!応援してます!西ノんヒミツさんのペースで更新、ほどほどに頑張ってください! (2022年2月26日 0時) (レス) @page20 id: 819798f0d0 (このIDを非表示/違反報告)
西ノんヒミツ(プロフ) - ドーナッツって美味しいよね。さん» ありがとうございます!のんびり更新になるかもですが頑張ります! (2022年2月25日 20時) (レス) id: 6f3439c52f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:西ノんヒミツ | 作成日時:2022年1月14日 12時