紅一点になり損ねた女 (ページ4)

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第3話ページ4

自己紹介後急に背後から殺意を感じた

私は普段から敵対する奴らを潰すために殺陣を学んでいる

反射的に私は振り向き殺意を感じた方向に蹴りを入れる

ナイフを振り落とすことは出来た

……が、肝心の蹴りは止められた

｢っ…！！｣

今まで闘ってきた奴で私の蹴りを止めれたやつは居なかった

｢…あなた方何者ですか。｣

？？｢ははっ…♡こりゃぁ…マイキー合格じゃないですか？｣

佐野｢…わかった。三途その手放せ｣

三途と呼ばれたこの人こそ私に殺意を向けてきた張本人

そして、その人こそ私のことを雌豚呼ばわりしたクソ男

｢合格…？何か試されてたんですか。私。｣

佐野｢俺らの仕事柄お前を前線に立たせることもあると思う。その見極めだ。｣

｢私はここに入るとは一言もいってな…っ、｣

言葉をいい切る前に三途さん以外の人に拳銃を突きつけられた

？？｢ここで死ぬか。仲間になるかどっちがいい？今井A。｣

人のことをフルネームで呼び捨てるあたり気に食わないが

おそらく頭の顔も幹部(?)の人達の顔も知ってしまった以上…

佐野｢あとはお前次第だ。ここで死にたくなければ俺らの仲間に入れ｣

おそらくここで断れば本当に死ぬ

なぜならちらっと拳銃を見れば安全装置が下ろされていた。

この人たちは本気で言ってるんだとすぐ理解出来た

｢ッチ…入りますよ。｣

なんだよコイツら。

正直腹が立った

人の有無を聞かずとも無理やり物事を運ぶそんな振る舞いに

佐野｢なら決まりだな。ようこそ"梵天"へ。｣

こんな半強制的な組織への入会は生涯無いだろう

そう。これが私が梵天へ入った流れだ

今思えば三途の殺意に察知する所も試験内容だったんだろう。