離さない ページ30
弱音を吐く僕に
Aは呆れてるだろう。
なのに、Aは小さい体で
僕のことを抱きしめた。
「みんな、キュヒョナのこと待ってるよ。オッパたちも..えるぷちゃんも。」
「あと1年大変だけど頑張ろう??」
「うん...」
「私は女だからキュヒョナの気持ちわからないと思うけど...」
そんなことない。
急に小さくなった彼女に
僕はキスをしていた。
「A...」
「ん??」
「除隊したら、僕と結婚しよう？」
彼女はポカーンとしている。
「...え??すぐってことじゃ..「すぐに。」
2年前に彼女にあげた婚約指輪が
輝いている。
「A..僕と結婚してください。」
驚いた後
静かに涙を流すA。
「はい..私で..よければ...」
「Aじゃなきゃダメなんだよ？ㅋㅋ」
僕の大好きな彼女のおでこ、鼻、口、涙に
キスを落としていく。
最後は彼女の左手に付いてる指輪に...
「A..これから色々大変だと思うけど、僕についてきてくれる？」
「もちろんです！！」
「愛してるよ。」
泣きながら
"うんうん"と頷いている。笑
「キュヒョナ..メイク取れてるからあまり見ないで..」
いやいや、Aのスッピンは
数えきれないほど見ましたよ。
気づけば
もう夜になっていた。
「じゃあ、家に帰りますか？」
「はい^ ^」
いつものかわいい笑顔で
返事をする僕の未来の奥さん。
僕が手を差し出すと
僕の手に君の小さい手がおかれた。
これから楽しいことや辛いこと
たくさんあるだろうけど
一緒に乗り越えていこう？
Aと手を繋いで
僕たちの新たな未来へ向かった。
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作者名：うぎゅたん | 作成日時：2015年6月17日 12時
