弱音 ページ29
まさか海に落ちるとは...
ワンピースもびしょ濡れだ。
急に私の腕を掴むキュヒョン。
「僕の首に腕を巻いて」
「え...???」
キュヒョナなに言ってるの??
言われた通り
キュヒョナの首に腕を巻いた。
「ヒャ...キュヒョナ?!」
私のことをお姫様抱っこするキュヒョン。
「重いからおろして??」
「重いAでも、お姫様抱っこできるように鍛えたんだから。ㅋㅋ」
今、重いって言ったよね...
やっぱりダイエットしなきゃ。
「なに信じてるの?ㅋㅋ 重くないよ。もっと太ってもいいぐらい。」
どれが本心なのか...
私を近くのベンチに座らせて
タオルを掛けられた。
「車から着替え持ってくる。」
キュヒョンが着替えの入ってるバッグを
持ってきてくれた。
「ありがとう..ちょっと着替えてくるね」
着替え終わって
急いでキュヒョナの元に戻った。
彼はベンチに座ってゲームをしている。
猫背でゲームをしてる姿は
ただのヲタク...
でもそれが愛おしい。笑
「キュヒョナ..喉乾いてない??冷たいの何か買ってくるよ??」
「大丈夫だよ。隣座りな?^ ^」
彼の隣に座る。
「....つめたっ」
頰に冷たいのが当てられた。
「Aが着替えてる間に、飲み物買ってたんだ。笑」
「ありがとう〜!!」
わたしの好きなぶどうジュースだった。
キュヒョナはすごく優しい...
いつの間にか日が暮れていた。
「もうこんな時間か...」
「はやいね。」
「早くメンバーの元に戻りたい...」
私は驚いた。
キュヒョンが入隊してから
初めて弱音を漏らしたからだ。
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作者名:うぎゅたん | 作成日時:2015年6月17日 12時