可愛すぎて ページ22
会場に着くと
ステージが完璧にセットされていた。
リハーサルが始まる。
「ここでライト消して！ライト！」
アンコンというのもあって
ヒョンたちは少しピリピリモード。
休憩に入った。
この時間にSNSにセルカや近状を載せたりする。
「ユラヌナ！Aどこ〜？？」
「そろそろ戻ってくると思うけど...」
ユラヌナの手元には
Aの名札があった。
「それどうしたんですか？？」
「さっき、カード忘れたスタッフがいて彼女から借りたらしいのよ。」
「そうなんだ..あ、それ僕がAに渡すよ。そろそろ来るでしょ？」
「ユラさーん！！来てください！！」
ちょうどいいタイミングで
ユラヌナがスタッフに呼ばれた。
「ね？僕が渡しておくから^ ^」
「お願いしてもいい？ごめんね！」
彼女の名札を首から下げる。
スタッフになった気分だ...
名札の裏にはりょんぐのカードが入っていた。僕のじゃないんだ...泣
「キュヒョンさん、何してるんですか？」
しまった...カメラが来た。
笑顔で振り向く。
「僕は今、スタッフです^ ^」
スタッフの名前を隠して見せたつもりだった。
「リョウクさんお好きなんですね！」
「...え？」
カメラさんたちは笑いながら去っていく。
恥ずかしい...
「それ、Aのだろ？？裏リョウガなんだな、どんまいㅋㅋㅋ」
こんな時にヒチョリヒョンが現れなんて..
大爆笑してるヒョン。
このりょんぐカードさえなければ...
前にキョロキョロしてる女の子がいる。
「A！！」
僕に気づくと笑顔になる彼女。
「ありがとうございます!!ユラオンニから聞きました^ ^」
可愛すぎて思わず無言になる。
「...??キュヒョンさん??私の名札...」
「あ..あぁ..はい。大事にしてね？^ ^」
それだけ言って僕はその場から去った。
そうしないと
僕は色々と抑え切れそうになかったんだ。
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作者名：うぎゅたん | 作成日時：2015年6月17日 12時
