抑えきれない ページ20
太陽の日差しで目が覚める。起きると隣にAはいなかった。あ、服着替えてないや...
昨日は2時までリハをやって3時に帰ってきて
眠くてそのままベッドに倒れたんだった。
リビングに行くと朝ごはんが準備されていた。
「今日から2日間コンサートだから、朝ごはんで体力つけないとね^ ^」
僕の奥さんはしっかりしてる、ㅋㅋ
『おにぎり!!』
テーブルの上には
僕の大好きなおにぎりがあった。
「中身は??」
「食べてからのお楽しみ!!ㅋㅋ」
彼女は朝から仕事があるらしく
慌ただしく家を出た。
僕もご飯を食べ終えて
事務所に向かった。
今日から2日間の密着取材が始まる。
アンコンに向けてSuperJuniorの裏側を撮りたいらしい。
メイクをしてないオフモードの僕は
あまりテレビに映さないでほしい...
「ねぇ、みんな新聞見た〜??」
トゥギヒョンが新聞を持ってきている。
「え?どうしたの〜??」
トゥギヒョンの周りに集まるメンバーたち。
「じゃじゃーん!!」
トゥギヒョンが持ってきた新聞紙の一面に
僕たちが載っていた。
"SUPER SHOW6 THE FINAL"
片面には今までのスパショ1〜5の写真がまとめられていた。
一つ一つの公演が思い出される...
大変だったことや楽しかったこと...
念願の東京ドーム。
僕は涙が出そうなのを抑えた。
メンバーも目がウルウルしてる。
今日の夜と明日が本番なのに...
今回のアンコンを機に
SUPER SHOWは2年ほどやらないことになった。メンバーが揃わないからだ。
ボーカルだってイェソンヒョンしかいない..
「キュヒョナもおいで、泣」
トゥギヒョンにハグをされる。
抑えきれなかった涙が
僕の頰を伝って流れてしまった..
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作者名:うぎゅたん | 作成日時:2015年6月17日 12時