第97話 ページ26
.
翔唯「お願いだから……!
.
.
俺を独りにしないで……!」
いつもの翔唯の様子からは考えられないほど真剣に、訴える様子を見て、
その場にいた全振りが顔を見合せる
そして、声を出して笑い始めた
翔唯「へ?」
なぜ笑っているのか分からず、周りを見ると
隣に座っていた歌仙が笑いすぎて涙が出ていたのかそれを拭い
優しく翔唯に言う
歌仙「ふふっ、主、
.
.
.
何を当たり前のことを言っているんだい?
.
.
.
君を独りになんてさせるわけないだろう?」
だって主は僕達が居なきゃ何も出来ないじゃないか!と、まるで常識でも言うかのようだ
それを見て翔唯は一瞬不意をつかれたように顔をポカンとし、その後、クスリと笑う
翔唯「あぁ、そうだな……
だってお前らは俺の家族…だもんな……!!」
と、確認するかのようにいい、
いつものように堂々と胸を張り前を向く
翔唯「いやー、弱気になっちまってごめんな?
俺が1番気が動転してたわ!!!
…で、だな…
もう気づいてるヤツらはいるかもしれんが、
あの軍隊を率いてるやつ……は、
俺とまぁうん、色々あってな……
その事についてはまた、落ち着いたら話す。
ちゃんと全部を……
お前らなら受け止めてくれるって信じてるからな!!!」
とにっと笑う翔唯はいつも通りに戻っている
.
翔唯「さぁ、俺たちの未来のために戦を始めようか……!!!」
.
全振り「「「「はい!!/おう!!/あぁ!!」」」」
………………
晴翔「お!そろそろ始まるみたいだねぇ……!!
あはは!!!マジで作戦通りなんだけどぉ?!
……いい?計画動いてよぉ?繎??」
君にかかってるんだからねぇ?とふわふわと笑う晴翔だが、圧がすごい
これで出来ないと言ったら殺されるか、洗脳されるかだろう。
繎「……そのつもりです」
と、無表情で言うと
ウンウンと頷き
晴翔「よろしー!
じゃぁ僕も、司令塔として頑張ろうかなー!!」
木の太めの枝に腰を下ろす
どこか落ち着かない繎をみて
晴翔「んー?どうしたのぉ??」
と尋ねると
繎「…言霊の事ですが…
もしも失敗「しないでしょ?」ッッ!!」
先程よりも強く、圧をかける晴翔
晴翔「ふふっ大丈夫だよ
君はただ命じるだけ、天光丸に、ね?」
簡単なことだろう?と微笑む晴翔は怖いくらい美しかった
85人がお気に入り
「刀剣乱舞」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
長女(プロフ) - !?!え"!?コメント?!?ありがとうございます!!!!これからも頑張ります!!! (2020年2月24日 11時) (レス) id: b3cb1a6405 (このIDを非表示/違反報告)
爽快という言葉が好きです(プロフ) - すごく面白かったです!更新頑張って下さい(゜∇^d)!! (2020年2月24日 11時) (レス) id: c4544b5668 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:長女 | 作成日時:2020年2月1日 21時