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第94話 ページ23




長谷部の言葉を聞いて、目を見開く翔唯


そして、ポロポロと、涙を流す


翔唯「…ッあ…」


頬を流れる涙に驚きながらも長谷部を見つめる翔唯


長谷部「ははっ…そんなに嬉しいですか?」


長谷部は、ゴシゴシと涙を拭う翔唯の腕を優しくつかみ、


長谷部「…もう…急に泣かないでくださいよ」


優しく涙を拭っていく


翔唯は、その綺麗で、濁りのない瞳に長谷部を写す


翔唯「……うん、そっかぁ、そうだな…

あーー、やめて、もう、優しくしないでくれよぉ…!!

あ''あ''ぁ…もー良くない!ほんとに…!!」


と、涙が止まらないのに困惑しながら、笑った



ありがとうと





俺は幸せだと






お前らと会えて良かったと









何があっても、お前らを愛すると









まるで、当たり前かのように



















涙を流した


…………


翔唯「愛してるよ、お前ら」


…………


長谷部「…俺たちは、いつまでもあなたのそばに……」


…………


幸せが崩れるまであと━━━


…………

その後 (夕餉前の廊下にて)



天光丸「ん?主??お前泣いた?」

翔唯「え''…いや、泣いてない」

天光丸「いや、跡ついてるぞ?w

そのまんま広間行ったら絶対聞かれるだろうから、俺らのやつかしてやるか?」

と、ニヤニヤしながら翔唯の頭を撫でる天光丸の手を払いながら

翔唯「え、お前持ってんの?」

と、聞き返すと

天光丸「んー、俺のっつーか、前の本丸で歌仙が最後にくれたやつあるんだよ

それ使え」

天光丸がこの前本丸解体の時になにか持ち帰ってきていたが…

それだったとは…

翔唯「はぁ!?!そんなもん使えねぇよ!?!」

天光丸「いや、質は落ちてねぇぜ?」

安心しろと言うが

翔唯「そういう事じゃねーよ!!」

そんな大切なものをつかえるような無神経ではない

天光丸「…なんだなんだ!?

遠慮か?!そういうのお前に似合わねーよ?」

ケラケラと笑う天光丸

翔唯「んだと!?!てか、別に、泣いたことくらいバレてもいい!!!」

天光丸「ふーん、じゃぁなんで泣いた?」

と、ニヤニヤしながら聞いてくる

翔唯「へ?」

天光丸「言えよ〜!」

翔唯「はぁ!?!いやだ!!!!」

天光丸「ちぇー、ケチなやつだな!!」

翔唯「てか、早く行くぞ!怒られる!!」

天光丸「…それだけは嫌だ!!!!」

2人は小走りで広間まで向かった

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長女(プロフ) - !?!え"!?コメント?!?ありがとうございます!!!!これからも頑張ります!!! (2020年2月24日 11時) (レス) id: b3cb1a6405 (このIDを非表示/違反報告)
爽快という言葉が好きです(プロフ) - すごく面白かったです!更新頑張って下さい(゜∇^d)!! (2020年2月24日 11時) (レス) id: c4544b5668 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:長女 | 作成日時:2020年2月1日 21時

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