第87話 ページ16
．
何も心配入らないと、
安心しろと言うかのように
そう、微笑んだ
ふわりと舞う桜の花弁が、髭切の視界に入る
ポロポロと溢れる涙を天光丸は優しく拭った
天光丸｢……大丈夫だ…もう、何も心配いらない……｣
髭切｢……なんで言いきれるんだい？｣
と髭切が震えながら天光丸に聞く
天光丸は怪しいと目星をつけていたところの審神者全てと目を合わせ、
ニヤリと笑う
まるで勝利を確信しているかのように
天光丸は髭切の頭を撫で、
堂々と言い放った
天光丸｢いま、この場で怪しいところは全て、
政府の役人がその本丸に行って、刀剣男士を保護している
ここまで言えばわかるな？？？
お前らはもう、逃げられない。
裁かれるんだよ！！
然るべき場所で！！！
永遠に苦しみ続ける！！！
ざまぁみやがれ！！！！｣
その瞬間
周りにいた役人達がブラックと確定された審神者を拘束し始める
かたや、刀剣男士に助けを求め
かたや、泣き叫ぶ
ひどい輩は、御札を使い無理矢理役人達を殺そうとするものまでいた
天光丸は髭切の頭を再度撫で、翔唯の隣に戻る
すると
翔唯｢ん、ん''ん｣
と咳払いをする翔唯
天光丸｢大丈夫か？？｣
翔唯｢おう、｣
と喉に触り調子を確かめている
天光丸｢そーか｣
何をするかを察した天光丸は翔唯の頭に手を置き
少しだけ、神力を流す
翔唯｢！？！？｣
それに驚いたのか、ﾊﾞｯｯとこっちを見る翔唯
天光丸｢……このうるせーやつ、早く止めろ｣
と前を見たまま言うと、
翔唯はクスリと笑い、もちろんと頷く
ふっと前を向き、真剣な目付きへ変わった翔唯を横目で見て
天光丸は自信ありげに、微笑んだ
翔唯は目を閉じ、すぅぅと空気をいつもよりも沢山吸う
パチリと目を開け、言葉に霊力を含める
．
翔唯『『だまれ』』
翔唯の声が、この会場全体に響く
役人を含め、全ての審神者、刀剣男士が口を閉じ、動きを止める
ｼﾝｯ……となった会議室を翔唯は見渡し
フゥと胸を撫で下ろす
そして、
翔唯｢…これ以上無駄な抵抗するのを辞めていただけませんか？
私も、貴女方を無理矢理連れ去りたくなどありません。
これ以上
．
''言霊''を使わせないで頂きたい｣
天光丸は威圧感を出す翔唯を見守りつつ
ほかの刀剣男士達に牽制する
．
これは、''俺達の''だ……と、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 85人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「刀剣乱舞」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
長女(プロフ) - ！？！え"！？コメント？！？ありがとうございます！！！！これからも頑張ります！！！ (2020年2月24日 11時) (
レス) id: b3cb1a6405 (このIDを非表示/違反報告)
爽快という言葉が好きです(プロフ) - すごく面白かったです！更新頑張って下さい(゜∇^d)!! (2020年2月24日 11時) (レス) id: c4544b5668 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：長女 | 作成日時：2020年2月1日 21時
